気持ちのいい再会でした。１月にミャンマーのヤンゴンでお会いした８人の若い手話指導者のみなさんが日本で研修を受けているということで参院ODA 調査団として夕食会に御招待しました。

　再会した瞬間、ろう者としてのハンディキャップや差別に負けないで、祖国の障害者の社会的地位向上のために懸命に努力している彼女たち、彼たちから聞いたお話が思い出され、とてもうれしい気持ちになりました。お互いに満面の笑みで再会を喜び合いました。

　JICAの社会福祉行政官育成プロジェクトフェーズ�U（技術協力）の一環としての日本での１カ月の研修もあさってで終わり。休日はあったのか聞くと、「土曜日曜はお休みでしたが、私たちには子どもたちに手話を教えるという任務がありますから休んではいられませんでした」との答えが返ってきました。

　強い意志のこもった瞳で、「ミャンマーに帰ったらろう者の教育センターをつくりたいです」と語る彼女に、「あなたたちならきっと実現できるでしょう」との言葉を贈りました。またいつかミャンマーで手話を教える彼女たち、彼たちに会いたいですね。

　ミャンマーの地で、彼女たち、彼たちの手話指導能力の向上に貢献されているJICA専門家の小川美都子さん（元NHK手話ニュースの手話通訳者）が心から信頼されていることもあらためて伝わってきました。これもうれしいことでした。