あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき
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野田佳彦氏の「わが政権構想」を読んで

2011年08月10日

photo 民主・自民・公明が、子ども手当てや高校授業料無償化など民主党の政権公約(マニフェスト)の見直しで密室合意しました。

 沖縄普天間基地の県内たらいまわし、消費税10%への増税宣言に続き、自民党政治への回帰の完結です。2年前の8月の「政権交代で日本は変わる」の叫び声は一体なんだったのか!?

 密室合意により赤字国債発行法案の成立にめどがついたことを受け、菅首相が退陣を口にしました。政治の最大の焦点は、次の民主党代表は誰かに移ったと報じられています。

 そこで、きょう発売の月刊誌に寄稿された次期代表最有力候補とされる野田佳彦財務相の「わが政権構想」なる論文を読んでみました。

 がっかりです。内外ともに危機の情勢を打開する、新しい政治への展望は何一つ語られていません。産業・エネルギー・財政・日米同盟について、現在の菅政権の政策をただ並べただけの内容です。

 しかもサブタイトルが、「今こそ『中庸』の政治を」。いかにも野田氏らしい。論文の最後にわざわざ「『ねじれ国会』のもとで、与野党、特に自民党、公明党との合意・協力なしに、法案を成立させ、政策を実行するのは非常に困難です」と自民党への屈服宣言まで書かれています。

 代表・首相になる前からこれでは新しい政治など期待できるはずがありません。

 そもそも「ねじれ国会」に陥ったのはなぜか?「自民党政治を変えてほしい」という国民の大きな期待を受けて政権に就いたにもかかわらず、普天間問題、消費税問題などで次々公約を投げ捨て、期待を裏切った結果、参院選で大敗したからではありませんか。

 なのに「ねじれ国会」を理由に、いっそう自民党に屈服するのでは、いくら「今一度、私たちに期待してほしい」といわれても国民からすれば無理な注文というものです。

 いま、政治に必要なのは「中庸」ではありません。行き詰まった自民党政治の中身を大もとから転換する確固とした方針と、それに対する国民の共感・支持を得てなんとしても政治を変えるという気概です。

 その両方を持ち合わせている政党があることが、多くの方に伝わるようがんばりたいと思います。

 ★10日は、朝本会議。その後、被災地のがれき問題について環境省の担当者からレク。昼、復興特別委員会理事懇。午後、がれき問題の質問準備。15時過ぎに衆院の法案提出者に質問通告。19時過ぎ、政府に質問通告。

 夜、サッカー日韓戦に続いてボクシング世界戦をTV観戦。チャンピオン・井岡選手と挑戦者・エルナンデス選手のスピードとテクニックの凄さに息を呑みました。

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