2010年12月21日
事後報告です。自治体で働く非正規雇用労働者のみなさんが全国から国会に集まりました(9日)。自治労連がとりくんできた「誇りと怒りの大運動」の節目となる集会です。
「子どもの笑顔と成長、保護者と信頼関係を築けたときが喜びです」(保育士)
「税金や国保の納付が困難だった方が減額・還付で完納になったとき、家族から『ありがとう』と言われました」(納税課ポルトガル語通訳)
「誇りと怒りのアンケート」には、住民サービスを担い支えている責任感、喜び、やりがいがあふれていました。
そして、「誇り」があるからこそ劣悪な労働条件に対する「怒り」も強い。
「職員と同じような責任と職務をおこなっているのに、賃金はかなり低く、5年満期のたびに、現役並みのテストにクリアしなければならず、再採用されても賃金は振り出しになる。これって何?」
「誰もがずっと同じ職場で働き続けたいと思っているはずです。貴重な人材を簡単に切り捨てないでほしいです」
人間として当然の叫びです。公務の場で差別を続けることは許されません。私の質問に片山善博総務相も「見直す必要がある」と答弁しました。当事者の運動の成果です。
「いつまでも『ヒセイキ』なんて呼ばせない。均等待遇にもとづくフルタイム、パートタイム労働者の運動を積極的にすすめ、自治体からワーキングプアをなくしていきましょう」
採択された「集会アピール」は誇りと確信に満ちていました。