もっと文化を! 芸団協と音議連がつどい JALリストラでレク
2010年12月02日
夕刻、「超党派・音楽議員連盟総会 『もっと文化を!』キャンペーンのつどい」が衆議院講堂で開催されました。日本芸能実演家団体協議会(芸団協)のみなさんが、文化予算を増やすよう求める60万筆もの請願署名を携えて朝から国会請願行動にとりくまれた報告会もかねた総会です。主催は芸団協と音議連。
つどいはNHK交響楽団第1コンサートマスターの篠崎史紀さんのミニコンサートからはじまりました。愛の挨拶(エルガー)、ガヴォット(ゴセック)、シチリアーノ(パラディス)、ウィーン、わが夢の街(ジーツィンスキー)とヴァイオリンの名演奏にうっとり。「音楽は世界共通の言葉です」に納得。
続いて、請願署名よびかけ人の方々から報告がありました。最前列に座っていた私の目の前2メートルにピアニストの中村紘子さんが立ち、「私も新宿の人の多いところで署名を集めました。60万もの署名なんて、もう政党つくっちゃおうかしら」と笑わせながら、「すぐに“儲け”でなくて、心豊かな国になるよう、先生方バックアップをよろしく」と国会議員に訴えられました。素敵に伝わるメッセージに拍手。
さらに、能楽協会の本田光洋専務理事、日本新劇製作者協会の水谷内助義会長、日本バレエ協会の岡本佳津子副会長、沖縄県芸能関連協議会の眞境名正憲専務理事、日本映画監督協会の崔洋一理事長が次々とあいさつされ、最後に芸団協の野村萬会長が、「古典能には無縁の“費用対効果”という言葉が私の闘争心に火をつけました」と会場を沸かせながら、来年の通常国会での請願採択をめざす決意を語られました。
各国の国家予算に占める文化予算の比率をみると、フランス0・86%、韓国0・79%、ドイツ0・39%、イギリス0・21%に対し、日本はわずか0・12%。あまりにも少なすぎます。
「子どもたちが、年1回は実演芸術を楽しむ環境を!」
「芸術組織が専門性を発揮し、持続的に発展できる新たな助成制度を」
「そのために、文化予算を国家予算の0・5%に」
請願の内容は先進国ならあたりまえのことです。採択と実現に向けて私もがんばりたいと思います。宮本たけし衆院議員と。次の予定のため三遊亭小遊三師匠の高座が聴けなかったのは残念でした。
★午前中、党本部で、指導改革に関する県委員長経験交流会。党地区役員が支部に入ることの大切さが実践の中で再発見されていること、「結びつき・アンケート」が支部と党員の活力を引き出す力を持っていることなどが交流されました。
★午後、議員会館でJALの更生計画について国土交通省、内閣府の担当者からレク。グループで1万6千人もの人員削減が予定されていますが、そもそもなぜJALが経営破たんに陥ったのか、どのようなスキームで会社更生しようとしているのか、政府の基本的な考えを理解することができました。
★夕方、民主党政権の「地域主権改革」の一環として計画されている「国の出先機関の原則廃止」について国公労連のみなさんと党国会議員団との懇談。国民の生命財産を守るために河川や道路の管理はどうあるべきか、労働者の権利を守るために職業紹介など労働行政はどうあるべきか、など国民目線での突っ込んだ議論が必要だと実感。