けさの新聞各紙は、仙石官房長官と馬渕国交相の問責可決を受け、「菅政権 苦境」「機能不全」と書きました。しかし、政権が「苦境」「機能不全」に陥っている真の原因は、個々の閣僚の失言や問責可決ではありません。

　貧困と格差の拡大、地方の経済と社会の疲弊など、長年続いた自民党政治がもたらした「閉塞感」を打破する「新しい政治」を求める国民の願いにこたえる、しっかりした立場を持っていないことが根本原因です。

　そもそも民主党には、政党が「どんな政治をめざすのか」を国民に示す旗印ともいえる綱領がありません。内外ともに激動する21世紀の時代を羅針盤なしに航海することができないのは当然ではないでしょうか。

　★朝6時に目覚まし時計をセットしていたのに知らぬ間にオフにしたようで、目が覚めたのは7時前。あせりました。あわてて身支度をして宿舎を飛び出し、なんとか東京駅7時30分発の新幹線に滑り込んで大阪へ。

　午前、大阪・淀川東淀川地区委員会の職場支部学習交流会。某製薬大企業の職場で、「○○薬品に入ったのに、こんなに給料が低いなんて…」と青年労働者から嘆き節が聞こえるなど、職場と労働者の実態がよくわかりました。低賃金化と格差拡大、仕事の高度・多忙化、職場での会話・レクレーションの減少、病気休職者の増加などが民間・公務問わず拡がっています。私からは約1時間の講演。

　午後、東淀川区の演説会。27年間、議員として奮闘され先日お亡くなりになった石川かんじ大阪市議のかけがえのない党議席を、石にかじりついてでも後継者である岩崎けんた市会候補にバトンタッチしなければなりません。岩崎候補、こはたちえみ府会候補に続いて演説。（写真は、演説会後に岩崎さん、こはたさんらと撮影したもの）

　「よしきっ！」の掛け声も飛ぶなど、小選挙区候補者として2回お世話になった地域のあたたかさを感じました。演説会終了後、「元気が湧いてきたわ」「いつもテレビで見てるよ」「ちょっと痩せたんとちがう？」「岩崎さんお願いね」などの声も。