指定都市議員との懇談 大保連パンフ「子ども・子育て新システム Q&A」はいい!
2010年11月15日
夕刻、衆院に仙谷官房長官と馬淵国交相の不信任案が提出され、当初予定されていた補正予算の委員会採決は深夜にずれ込みました。衆院のみなさん、お疲れ様です。
仮に、参院に同様の問責決議案が出され、野党の賛成多数で可決すると、政局は一気に緊張します。そういう展開になるかどうかは、今後の参院での論戦と国民世論次第です。
午前中、デスクワーク。午後、党本部で職場対策委員会。その後、議員会館で指定都市市議会の党議員と党国会議員団との懇談会。続いて、大阪保育運動連絡会上京団との懇談会。夕方、国会内で議員団会議。
★指定都市市議会との懇談会では、地方の税・財政、生活保護、保育・学童保育、国保などで意見交換。市民の命と暮らしを支える最前線に立つべき指定都市が、その役割を十分果たせない背景には、地方交付税の大幅削減、生活保護費の国庫負担割合の低減、公立保育所運営費・施設整備費補助金の一般財源化、国保国庫負担金のペナルティ減額など、いずれも国の政策があることを再認識することができました。
★大阪保育運動連絡会との懇談でいただいたパンフレット『子ども・子育て新システム Q&A』はとってもよくできています。とくに1頁〜3頁にある漫画「子ども・子育て新システムで子どもの『いのち』と『育ち』があぶない!!」がいい。
このままでは数年後の保育は??と切り出し、突然の夫のリストラで、就職先を見つけた子育てママが、「子ども園」(保育所が子ども園に変わります)の入所手続きに市役所へ。「子ども福祉課」の担当者は、「なになに…週40時間。じゃ『40』ですね。ハイ!保育時間40時間カードです。あとは自分で子ども園を探してはいって下さいね!!」でおしまい。
駅前の「松子ども園」を訪ねると、金ピカの園長に、「あ〜ら、ようこそ。あら40時間ですのね。言っときますけど…通勤時間は別料金ですのョ。給食もおやつも別料金!でも…うちの園のモットーは将来の人材を育てるための早期英才教育!!英語にスイミングに、体操、ピアノ…これでたったのひと月10万円!!」と言われ、「けっこうです!!」と逃げ帰ります。
翌日、「竹子どもチェーン」の「竹子ども園」を訪ねると、「安さで勝負!!」の看板が。「どーぞどーぞ、今なら入園料無料で月3万円!!」とニコニコ顔のちょっと怪しい園長に、「かなりお得でっせ!!乳児もひとクラス30人におさえてます!!えっ?ずーっとテレビ見せてたら静かなもんです。給食もね〜、安上げようと思たら何でもできまっせ」と言われ、これまた「いえ…けっこうです…」。
保育現場も、一人ひとりの子どもたちの登園・退園時間がばらばらでクラスの予定が立てられない、給食とおやつは別料金で保育料も園が集金、滞納してる人には退園してもらわないと経営が…など大変な事態に。
と、民主党政権がすすめようとしている「子ども・子育て新システム」で保育がどう変わるかがわかりやすく描かれています。多くのお父さんお母さんたちに読んでもらいたいパンフレットです。