郵産労・郵政ユニオンの集会であいさつ ビーフシチュー作りました!
2010年10月27日
きのうから急に気温が下がっていますが、みなさん体調管理にはお気をつけくださいね。きょうは“郵政デー”でした。郵政産業労働組合・郵政労働者ユニオン共催の議員会館前集会と院内集会に駆けつけました。
5年前、小泉政権のときに強行された郵政民営化法案。日本共産党は、金融(郵貯と簡保)のユニバーサルサービスの義務化を廃止し、地域の郵便局をなくしていくものであると批判し、反対しました。では、民主党政権が提案している郵政改革法案で、金融のユニバーサルサービスは確保されるのか?
残念ながらはなはだ疑問です。親会社である日本郵政(株)には、郵貯・簡保のユニバーサルサービスを義務付けているものの、郵貯銀行(株)と郵便保険(株)には直接義務付けていません。郵貯銀行(株)と郵便保険(株)の株式の1/3を日本郵政(株)が保有し、日本郵政(株)の株式の1/3を国が保有するだけでは金融のユニバーサルサービスは保障されません。
そもそも株式会社には、もうからない地域から撤退する自由があります。ユニバーサルサービスはもうからない地域においてもサービスを保障するというものであり、株式会社形態には根本的な矛盾があります。日本共産党は、郵政事業のあり方について、利潤追求ではなく、公共の福祉の増進を事業の目的としてはっきりさせる方向への改革が必要だ、そのためには公的事業体(たとえば公社)の形態がふさわしいと考えています。
いずれにしても、国会の法案審議では、郵政民営化によってサービスの低下など何がもたらされたか、貧困・格差が広がる日本社会において郵政がどんな役割を担うのか、などの徹底した検証と議論が求められています。その点で、郵産労、郵政ユニオンのみなさんと引き続き共同を強めたいと思います。
★「前衛」の原稿執筆も終わり、きょうは早めに宿舎に戻りました。冷え込んだ夜には、体が温まる食事がいちばん、というわけでビーフシチューを作りました。牛スネ肉をじっくり煮込んだ本格派。根をつめたこの間の気分転換と自分へのご褒美にもなりました。