ダイキン非正規労働者と仲間たちの思いを胸に・・・予算委員会で質問
2010年10月15日
ふーっ。予算委員会の質問が終わりました。NHKで中継されたのでごらんになっていただいた方もあると思います。「人間らしい雇用を保障し、日本経済の危機打開を」「有期雇用の使い捨ては許されない 派遣法の抜本改正を」というテーマで、ダイキン工業のひどいやり方を突きつけながら菅首相と論戦しました。
なにより、直接話を聞かせていただいたり、手紙を書いてくださったりしたダイキンの非正規労働者(8月末で雇い止めされたみなさんです)の思いを胸に刻んで質問に立ちました。そして、質問直前まで様々な観点からアドバイスをくれた党国会議員団や本部スタッフなど仲間たちの思いも込めてがんばりました。
よかったと思います。菅首相も「期間工の方を何百人か辞めさせて、雇い止めをして、同じ人数を同じような仕事に雇う。それが事実であれば、不合理であるだけでなく、働いているみなさんに大変負担をかける扱いだ」とはっきり認めました。
細川厚労相とのやりとりで、政府の労働者派遣法改定案では、ダイキンのようなケースは救われないということも浮き彫りにすることができたと思います。
そして、労働者派遣法が規制緩和(99年原則自由化、03年製造業への派遣の解禁)されるたびに、派遣労働者が増えるとともに、大企業(資本金10億円以上)の内部留保の上昇率が上がり、244兆円にもなったことを示すパネルを出して、
「労働者を安上がりで使い捨てながら、一握りの大企業が富を独り占めにする――ここにこそ日本経済のゆがみがある」「労働者派遣法を抜本改正して、人間らしい雇用を保障することは、この244兆円もの巨額な資金を生きたお金として日本経済に環流させて、経済危機を打開する大きな力になる」というシメの台詞もバチッと決まりました。
大勢のみなさんのご協力を得ながら、ここ数日、HPの更新もできないほど集中して準備してきた甲斐がありました。本当に感謝です。