2010年09月05日
5日、大阪・城北地区委員会の「いっせい地方選挙スタート集会」に参加しました。6人の候補者の決意表明がすごくよかった。
山中智子大阪市議(城東区)は、大阪市内で起こった児童虐待死の質問への反響を紹介しながら、「浮上したいがために橋下知事人気にすがる『大阪維新の会』の多数立候補に負けるわけにいかない。『かかってこい』の決意で勝ち抜く」。
上野とき子大阪市議(都島区)は、「初当選してからカレンダーが飛んでいくような4年間だった。生活相談件数も4〜5倍に増えた」と議員活動に全力投球してきたことをふりかえり、党勢拡大での後退を回復し、議席を守り抜く決意を表明。
新人の塩見かずや府会候補(城東区、写真左端)は、障がい児福祉、労働運動でつちかった経験を生かし、25年ぶりの府会議席奪還に挑む構えを、鈴木ナツカ市会候補(鶴見区、写真中央)は、助産院の看護助師として働いてきた子育て世代の代表として、はせ正子市議の議席を引き継ぐ決意を、北原洋子市会候補(東成区、写真右端)は、地区専従活動家25年の仕事でつながった同志たちの力を集めて悲願の初議席をなんとしてもと訴えました。
現職も、新人も、個性豊かに、候補者として勝利に向かう牽引車の役割を発揮してくれています。自然な拍手と「よかったよ」の掛け声もとび、会場がひとつになったと思います。
わたし考一大阪市議(旭区)から大阪市政とりわけ財政問題について、堀田文一大阪府議から橋下知事の大阪維新についてまとまった報告がされました。橋下知事の「大阪都」構想(大阪府と大阪市の「二重行政の解消」などを口実に、大阪市と周辺10市を合体再編して東京都・23特別区に準じた制度に改変しようとするもの)が、大阪市はじめ各市から吸い上げた税金(法人市民税、固定資産税・都市計画税など)を港湾、空港、高速道路など産業基盤整備優先に使っていこうとするものであることがよくわかる2人のお話でした。
「ワン大阪」のキャッチフレーズで「住民福祉の機関」という自治体本来の役割を変質させるところに本質があるんですね。大阪府民に広く知らせることが大切です。
私からは、民主党代表選の根底に国民の力が働いていること、日本共産党が新しい日本をつくるしっかりした立場を持ち、国会論戦で現実政治を動かしていること、民主党などの「地域主権改革」なるものが社会保障に対する国の責任放棄でしかなく、「大阪維新の会」も同じ流れのうごきであることを40分で講演。
全体としてタイムリーな集会でした。いま、参院選の結果、やや元気をなくしている人たちもいます。住民の切実な要求をかかげた運動を起こし、党議員団の抜群の値打ちに確信をもつと同時に、「大阪維新の会」恐れるにたらずの構えと一体に、「こうすれば勝てる」という方針を示すことが大事だと感じます。
3日、4日は党本部で会議と2中総の準備でした。