2010年08月29日
28日(土)午後、新大阪駅ビルを出たとたん、強烈な日射しとサウナに入ったような熱風にさらされました。もうすぐ9月だというのに、いつまで猛暑が続くのでしょうか。朝、東京を出て、京都で開かれた通信労組の定期大会であいさつ、新大阪から堺市に向かい、T先生過労自死公務災害認定裁判勝利報告集会であいさつ。夕方から大東市、大阪市淀川区で盆踊りのハシゴでした。
★NTTで働く労働者でつくる通信労組の定期大会は勢いがありました。11万人リストラ裁判や企業年金裁判で連続勝利をかちとり、2001年以来はじめて組合員を純増でむかえた大会だからです。“最大利潤の追求”という資本の論理むき出しに、「50歳退職・3割賃下げ・子会社再雇用」という業務のアウトソーシング化、非正規化を突っ走ってきたNTTの経営戦略と労働者との矛盾がいよいよ行き詰まってきたことが背景にあります。
私も、今年3月の予算委員会で、「50歳退職・賃下げ・再雇用」が事実上の50歳定年制であり、高齢者雇用安定法に違反すると追及しました。長年、NTTの発展に貢献してきた労働者にこんなひどい仕打ちを続けていたのでは、モチベーションも下がらざるを得ません。
たとえ組合員が1人しかいない職場でも、労働者の切実な悩みや願い、働くものの誇りを踏みにじる資本の横暴を許せないという思いに心を寄せて、ともにたたかう姿勢が伝わるなら、職場のたたかいを発展させ、職場を変える大きな力になることを皆さんのたたかいから学んでいますとあいさつ。
★堺の中学校教師・T先生の過労自死を公務災害と認めるよう求めた裁判の勝利報告集会がしめやかに行われました。いくら裁判に勝利しても、51歳でなくなったT先生が帰ってくるわけではありません。どうしてもやるせない思いが残ります。
4月に行政監視委員会で質問した内容も紹介し、子どもたちの成長に100%責任を果たそうとする教師の命と健康が守られる教育条件を整えることが政治の責任であると痛感していますとあいさつ。折りしも文科省は、これから8年間で小中学校の「35人学級」を実施する、そのために教師の定員を増やすと発表しました。子どもたちのためにも、教師のためにも、しっかり予算を確保して確実に実施させねばなりません。
中座する私を見送っていただいた夫・Aさんとともに、教壇に立つT先生の遺影に手を合わせ、先生の無念を必ず今後の教育行政に生かすことを誓い、会場を後にしました。