65回目の終戦記念日 大阪・なんばで若者たちに訴えました
2010年08月15日
きょうは65回目の終戦記念日でした。1931年〜1945年の15年間に、日本が起こした戦争によって、アジアの人々2000万人、日本人310万人の命が奪われました。犠牲者を悼み、二度と戦争を起こさない決意を共有しようと、大阪・なんばで街頭演説を行いました。
このところ、毎日のように戦争について考えるTV番組が放送されています。NHKは、爆笑問題の太田さんと田中さんを進行役に、若いタレントのみなさんが戦争について歴史の事実を知り、考え、語り合う特別番組を放送しました。
☆国民学校1年生の教科書が、いつの間にか「兵隊さんありがとう」になった
☆戦争を指揮する大本営は、国民に真実を伝えず「勝った、勝った」とうその発表を繰り返した
☆こうして、戦争は誰も止めることのできない流れになった
☆しかし、戦場の兵士から見た戦争はけっして「カッコイイ」ものではなく悲惨なもの
☆そして、とうとう広島、長崎に原子爆弾が投下された
ざっとこんな流れでしたが、出演者も視聴者も、「二度と戦争をしてはならない」という思いを強くしたことでしょう。いい番組でした。
きょうの大阪・なんばでの演説では、「二度と戦争をしてはならない」との思いを現実のものとするために、「日本が過去に起こした戦争を正当化する動きを許さないことが大事ではないか」と語りかけました。
そして、@日本がたたかった戦場はどこだったか?A「日本のおかげで独立できた」と感謝したアジアの国がひとつでもあったか?という2つの事実を示し、日本が起こした戦争は、他国の領土と資源を奪うための明白な侵略戦争だったと訴えました。
そのうえで、侵略戦争を正当化する流れが自民・民主双方の国会議員のなかにあることを軽く見てはならない、この流れが強まるなら日本がアジアで真の友人を得ることはできないとして、若いみなさんに、@日本が起こした侵略戦争の事実を、被害と加害の両面から知ろう、A国と国とのもめごとを戦争でなく話し合いで解決する流れを、世界の人々と力を合わせて大きくしよう、と呼びかけました。
通行する大勢の若い人たちのなかで、足を止め、手を振ってくれる人が結構ありました。メッセージ伝わったかなあ…
宮本たけし衆院議員、清水ただし党大阪府委員会国民運動本部長は、大阪での子どもの虐待死事件や原水爆禁止世界大会の成功を紹介しながら訴え。矢達幸大阪市議が司会を務めてくれました。