65年目のヒロシマ 秋葉市長のすばらしい宣言に菅首相は…
2010年08月07日
8月6日、65年目の広島原爆の日。広島市主催の平和記念式典をNHK中継を観ながら8:15に黙祷。広島市の秋葉市長が読み上げた平和宣言はすばらしかった。
「核兵器廃絶の緊急性は世界に浸透し始めており、大多数の世界市民の声が国際社会を動かす最大の力になりつつあります」
「絶好な機会をとらえ、核兵器のない世界を実現するために必要なのは、被爆者の本願をそのまま世界に伝え、被爆者の魂と世界との距離を縮めることです」
そして、秋葉市長は菅首相を目の前にして、「いまこそ、日本政府の出番です」と語り、核兵器廃絶の先頭に立つために、非核三原則の法制化と「核の傘」からの離脱、「黒い雨降雨地域」の拡大、高齢化した被爆者にきめ細やかなやさしい援護策の実現を求めました。
世界の変化を大きくとらえ、広島から世界に、核廃絶へのメッセージを力強く発信するものでした。子ども代表の小学6年生男女2人の「誓い」も、被爆者の思いを受け継ぐ決意がまっすぐ伝わってきてとてもよかった。
しかし、そのあと登場した菅首相のあいさつには失望させられました。菅首相は、核兵器廃絶ではなく、「核軍縮」「核不拡散」を前面にした「決意」を語りました。自民党政権時代の首相とまったく変わらないものです。世界は変わりつつあるのに被爆国の首相がこれではあまりにも情けない…
そう思っていると、菅首相が直後の記者会見で、秋葉市長が「核の傘」からの離脱を求めたことについて、「核抑止力は必要」と述べたという報道が。開いた口がふさがりません。
★臨時国会は6日で終わり。田村智子議員の初質問は堂々たるものでした。
★7日は終日、党本部で会議など。9月に開かれる第2回中央委員会総会の準備作業にあたりました。
★8日からしばらく休暇をとります。HP更新もお休みしますのであしからず。