2010年07月27日
27日夜、大阪・松原市で市議選(8月29日告示、9月5日投票)勝利めざす党と講演会の決起集会に参加。会場は大勢の人で熱気にあふれ、参院選の結果にしょんぼりしていられないと意気高い集会になりました。
私からは20分間のお話。参加者の反応が強かったひとつは、「国政選挙と地方選挙は別のものさしが働く」というくだりです。
参院選挙と同時投票でたたかわれた3市2町の議員選挙の結果をみると、わが党は7人の候補を立てて全員が当選。7人の得票合計は7917票で、3市2町の比例得票合計4553票の1・74倍を獲得しています。「有権者には地方政治における日本共産党の存在意義は鮮明に映っています」とのべると、「ほう」という驚きとともに、参加者の顔が上がり、表情がぱっと明るくなるのがわかりました。
もうひとつは、「市民病院がなくなったいま、市民の命と健康をどう守るのか?松原市としてやるべきことが2つある」と提案したくだりです。
@市民病院が廃院されて1年、患者はどうしているのか実態調査を行い、市民・医療関係者の意見・知恵を集めて「医療再生プラン」をつくるべき、A小児科、産科、救急の受け入れ困難は一刻も放置できない待ったなしの緊急課題。個々の民間病院まかせでなく、市が責任を持って医師確保・ベッド確保などであらゆる手立てをとるべき。大阪府や国の支援も要請すべき、との提案にそれぞれ自然と拍手が湧き起こりました。
なお、市民病院つぶしに賛成した自民、公明、民主の議員が、「あのままだと市そのものが破綻した」と言い訳していると聞いたので、「真っ赤なうそです。公立病院を残したために財政破綻した自治体はひとつもありません」と、北海道夕張市の財政破綻の原因、同赤平市が財政危機でも市民病院を守り抜いた経験などを紹介しておきました。
存続を願う7万筆の市民の署名を踏みにじって市民病院をつぶし、あとは知らんと開き直る政党・議員を選ぶのか、市民病院を守るために市民とともにたたかい、いま松原の地域医療再生に真剣に取り組む日本共産党を選ぶのかは、市議選の大きな争点です。
もりた夏江、福嶋みつひろ、野口まち子、山本やすひろの各議員・候補者の地域後援会のパフォーマンスは、替え歌あり、三三七拍子ありで、とっても明るく元気の出るものでした。「フレー、フレー」と声を張り上げるベテラン後援会員の姿にちょっと感動しました。
福嶋みつひろ議員団長の、不公正な同和関連予算をチェックし、食肉市場(株)への根拠のない補助金・年1100万円を今年度からゼロにさせた話には、会場から大きな拍手が起こりました。これこそ真の「事業仕分け」だと感じました。市民にも大きな共感を得ることでしょう。
もりた夏江議員の、子どものためにぎりぎりの生活をしながら国保料を払いたくても払えなかった母子家庭に対し、わずか「334円の貯金」まで差し押さえした松原市政告発も、怒りがびんびんと伝わってきました。
なんとしても4人全員勝利で、全国を励ます結果を出しましょう!