京都・奈良で活動 菅首相の“脅し”と“動揺”を批判
2010年07月02日
東京から京都・奈良へ。午後、京都市内4カ所で街頭演説。夜、奈良市内2カ所で屋内演説会。不安定な空模様で突然の雨に泣かされたかと思うと、演説直前に雨が上がってラッキーという場面も。
烏丸御池の交差点では、お昼休みのサラリーマンなどが足を止めて聞いてくれました。通行人の目を引くパネルの威力は大きい。「見えますか?見えないでしょ?では説明します」など聴衆に語りかけることもでき、大型宣伝カーの上からですが双方向的な演説になります。無理を言って大阪からパネルを運んでもらってよかった。
日本共産党の支持層が日本一分厚い左京区では、街の空気がやはり違いました。たまたま路地から出てきた年配の女性が、通りを走る宣伝カーに気づいてぱっと笑顔になり手を振ってくれました。ドラッグストアから買い物袋を抱えて出てきた若い女性が、軽カーの運転席に乗り込む間際に、くるっと振り向き素敵な笑顔で手を振ってくれました。
いずれも一瞬一瞬の光景ですが、そういうことが次々と起こるのです。市田書記局長はよく、「選挙にまぐれはない」といわれますが、党員・読者の厚い陣地を築きあげた京都の党の責任者でもあった市田さんのこの言葉には説得力があります。
奈良の演説会は2カ所とも活気がありました。太田あつし選挙区候補の演説はきょうもさわやか。「週刊ポスト」の消費税・法人税の特集記事にも触れるなど研究熱心です。
私は、菅首相が「このままでは(財政破たんした)ギリシャのようになる」と国民を“脅し”て消費税増税を押し付けようとしていることを批判。ギリシャが財政破たんした大きな原因は、法人税の行き過ぎた減税と消費税の増税であり、まさに菅政権がこれからやろうとしていることです。
「日本をギリシャのようにしようとしているのは菅首相ではないかと突き返そう」と訴えると、「そうだ!」と大きな拍手が。
また、菅首相は「所得の少ない人に消費税を還付する」と言い始めていますが、これは消費税がいかに「弱いものいじめ」の税金であるかを自分で認めたものです。「あとで返すならはじめから取るな、これが国民の声ではないか」と問いかけると、これまた「そうだ!」の声。
首相の“脅し”と“動揺”は、消費税増税に対する国民の怒りに追い詰められたものです。きょうが折り返し点の参院選。ますます攻勢的にたたかえます。