2010年06月25日
参院選2日目は山梨県へ。花田仁山梨選挙区候補と一緒に、富士吉田市、都留市、大月市、上野原市と宣伝カーを走らせ、5カ所で街頭演説、夜1カ所で演説会でした。
山梨選挙区は注目区ということで、終日、NHKのカメラが花田候補を追いかけていました。それにしても街の反応があったかかったです。車の中から手を振るドライバーもやたら多かった。花田さんいわく、「やはり消費税10%への怒りでしょう」。確かにそうかもしれません。
その花田さんの演説は、10分間のコンパクトなものですが、消費税と普天間の2大争点のポイントがビシッと入って完成度が高い。すぐあとに私が15分間演説するのですが、う〜ん、話がダブってもしょうがありません。演説場所に応じて、自由闊達にしゃべらせてもらうことにしました。
「日本とヨーロッパでは“人間らしく働くルール”が天と地ほど違います」
「“うばすて山行きバス”は走れば走るほど被害が広がります」
「若いみなさんが大学で学ぶことはよりよい社会をつくることにつながります。だからヨーロッパではそのための費用は社会全体で負担することが当たり前になっているんです」
「商店街は地域共有の財産だと思います」
「見てください。これが普天間基地の写真です」
などの訴えに、コンビニの若い女性アルバイト店員2人が店の入り口で並んで聞いてくれ拍手。笑顔で「よくわかりました」「賛成です」。その横のクリーニング店の女性は、「聞きほれてました」。駅前では若い男性が近づいてきて普天間パネルに見入り、「がんばってください」。
ふむふむ。2大争点とともに、「日本共産党はどんな日本をめざすのか」にも熱い反応があることがわかりました。
富士吉田市で懐かしい人との再会がありました。旧上九一色村であのオウム真理教と体を張ってたたかった元日本共産党村議・竹内精一さんです。私が初当選した1995年の参院大阪選挙区選挙に応援に来てくださり、対談させていただくなど、大変お世話になった方です。
「山下さんが来ると聞いてやって来ました」とは恐縮してしまいましたが、精悍な風貌と、穏やかな中にも不正義を許さない強い眼力は、初めてお会いしたときとまったく変わっていませんでした。いまも地域の党活動の最前線でがんばっておられるそうで、日本共産党員の鏡のような方です。
「貴重な国会議員ですのでがんばってください」の一言に、身が引き締まる思いがしました。
富士吉田といえば富士登山の入り口としても有名。室町時代から始まったといわれる「富士講」(富士山信仰)の人々が泊まる「御師の家(宿坊)」が並んでいます。
お昼、その「御師の家」を改築したお店で「吉田うどん」をいただきました。讃岐うどんの「コシ」とはまた違う「硬さ」が特徴です。たっぷりのお野菜と桜肉がトッピングされボリューム満点でした。
大月市で「日本三奇橋」のひとつ「猿橋」を観ることができました。安藤広重も描いた橋です。
橋だけでなく、橋の架かる渓谷もとても美しかった。紅葉のころは見事なそうな。
というわけで、夜の演説会を終えて、山梨から電車を乗り継ぎ、新幹線で大阪に戻る途中です。明日は大阪、和歌山に入ります。