2010年05月30日
本当にすばらしい人ばかりだと感激しました。手前味噌になりますが日本共産党の5人の比例候補のことです。きょう、三重県名張市の演説会で、かわえ明美候補と一緒になりました。
市田忠義書記局長、大門みきし、仁比そうへい両参院議員はもちろん同僚議員として、田村智子候補は青年運動や国会秘書時代の活動を通じて、それぞれ実績・人柄ともに太鼓判を押せる人たちだということはよく知っていたのですが、かわえ明美さんの演説をはじめて聴いて、この人も太鼓判だ!と思いました。
トヨタのお膝元・名古屋で、派遣切りされたなど困った人たちを助ける活動にとりくんできたかわえさん。警察の紹介で共産党の相談所に電話してきた青年に生活保護の活用を援助し、病気の父親の治療費のために夜の仕事についてがんばる娘さんといっしょに病院とかけあい、治療費の分納を認めてもらいました。
その娘さんが結婚することになり、「お世話になったかわえさんに伝えたくて」と案内してくれました。「よくがんばったね」と声をかけるかわえさん。こらえていた大粒の涙をこぼす娘さん。「あーまた一人、先を越されてしまった」(かわえさんは独身です)と会場を笑わせながら、「でも彼女のような涙は二度と流させたくない。高すぎる医療費の負担を引き下げるためにも国会で働かせてください」。
会場ではあちこちでもらい泣きする人が。私も涙を抑えるのが大変でした。かわえさんは「生活相談をやり始めた頃は一緒に泣くことしかできなかった」といいます。けど、つらい立場に置かれた人にとって、「一緒に泣いてくれる人」の存在がどれほどうれしく心強いことでしょう。
母親から毎月1500万円のお小遣いをもらっていたどこかの首相に、困った人と一緒に泣いた経験はおそらくないでしょう。泣きながら、助けるすべを身につけ、泣かされる人を大量に生み出す社会の根源にある政治のゆがみを見抜き、それをただすためにたたかって来たのがかわえさんです。首相になってから「沖縄に海兵隊が必要なのだと学びました」といってる人とは、学び方が違います。
なんとしても一緒に国会で仕事がしたい。そのために「比例代表は日本共産党」の大波を、全国津々浦々で自力で起こし、石にかじりついても650万票の得票目標をやりぬきたい。そう決意を固めさせてくれるかわえさんの15分間の演説でした。
私からは、「民主にガッカリ、自民はこりごり、新党もうさんくさい」なか、「日本共産党はどんな日本をめざすのか」を語り、「おばあちゃんの2つの教え」で締める50分余の演説。「ええ話を聞かせてもらいました」「志位さんの訪米が共産党にとってだけでなく、日本の将来にとって大きな意味をもつことがよくわかりました」などの感想をいただきました。
名張は大阪・鶴橋から近鉄特急で50分の通勤圏。党大阪府委員会や北河内地区委員会の先輩同志も少なくなく、「大阪のときよりうんと上手になったなあ」など懐かしく暖かい激励もたくさんいただきました。
8月に行なわれる名張市議選の橋本まさ子、小田俊朗、三原じゅん子の3人の候補とともに万歳。そのまま名古屋経由で東京に向かいます。さて「龍馬伝」に間に合うか…