日本軍「慰安婦」問題の早期解決を! 治安維持法同盟
2010年05月13日
日本軍「慰安婦」問題の早期解決を実現するための院内集会「被害者は待てない、償いの時を逃すな!」に出席しました。写真は、韓国の国会議員・朴宣映(パク・ソニョン)さんと。パク議員は、3月30日に韓国で発足した「日本軍『慰安婦』問題解決国会議員の会」の共同代表です。
政権交代後、なかなか進展が見られない中で、きょうの集会はとても大事な意義を持ちます。日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010と戦時性暴力問題連絡協議会の共催。「現政権のもとで解決してほしい」とこの問題にとりくんできた市民が全国から集まってきました。
パク・ソニョン議員は、「日本の議員と協力し、日韓が心をひとつにして解決したい。韓国強制併合100年の年に、慰安婦からこれ以上血の涙が流されることのないように立法解決したい」とあいさつ。
吉元玉(キル・ウォノク)ハルモニ(おばあさん)はいま83歳。13歳(満11歳)の時、お金を稼がせてやるとの言葉にだまされ、親にも知らせずについていきました。日本軍の「慰安所」に監禁され、軍人に強姦される毎日を送りました。
「70年間生きてきても、普通に生きていける日は1日もなかったほどつらかった。余生はあまり残ってないが、少しでも心安らかに過ごせるように、もうちょっと力を貸してください」と訴え。
私は、日本共産党を代表してあいさつ。韓国からのゲストにお礼を述べたうえで、民主・社民各党とともに議員立法を共同提出してきたこと、国会質問でくりかえしとりあげ、政府に謝罪と補償を要求してきたことを紹介。「韓国併合」100年日韓知識人共同声明にもふれて、「いまこそ政治が応えなければならない」と。民主・岡崎トミ子議員、社民・渕上貞夫議員もあいさつ。
集会後、パク・ソニョン議員と名刺交換。パク議員は「日本と韓国の国会議員で共同声明を出したいと考えています」。私は「ぜひやりましょう」と握手。
韓国挺身隊問題対策協議会代表の尹美香(ユン・ミヒャン)さんともあいさつ。
日本軍「慰安婦」問題は、先輩議員だった吉川春子さんや同僚議員の紙智子さんが熱心にとりくんできましたが、私もきょうの集会を機に、日本の植民地支配と侵略戦争に命がけで反対した党の議員として活動の柱に位置づけたいと思います。
★大阪と岡山の治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟のみなさんが来室されました。
みなさん民主党の対応にカンカンでした。議員室を回って請願署名の紹介議員になってくれるよう要請したが、「1年生議員だから」「党の方針だから」「幹事長室を通して」などといって、去年紹介議員になった議員にまで断られたというのです。
それはひどい。いったい何のために政権に就いたのか。この問題でも新政権の真価が問われています。