避難用すべり台をなくしていいのか! 長妻厚労相と論戦
2010年04月22日
こんなことは絶対に許せません!長妻厚生労働大臣は、保育所の子どもたちの命にかかわる「避難用すべり台」の設置義務をなくしてしまうと言うのです。きょうの「地域主権改革」一括法案の総務委員会・厚生労働委員会連合審査会での私の質問に対する答えです。
私は、地元である大阪府大東市の保育所で見せてもらった「避難用すべり台」の写真パネルをかざし、「火災の時、保育士はひざの上に2人の乳児を抱き、背中に1人おんぶして2階の保育室からすべり降りる。月に1回、避難訓練しているそうだが、乳児の手を引いて階段を降りるよりはるかに早い」と説明しました。
それでも長妻大臣は、「設置も含めて地方に任せていく。参酌基準(従わなくていい基準)にする」と答弁したのです。とんでもありません。建築基準法には、子どもの施設に対する防火・防災対策の基準はないのです。だから保育所最低基準の中に盛り込まれているのです。
それを地方に丸投げして、もしも子どもの命が守れなかったとしたらいったい誰が責任を負うのか!
総務委員会の理事懇談会で、民主は、法案を27日にも採決したいと提案。自民、公明、民主も了承してしまいました。私は徹底審議を求めて反対。しかし、仮に参院を強行されたとしても、まだ衆院があります。最後まで論戦に運動に、がんばりましょう。子どもたちのために!