2010年04月10日
長野新幹線・あさまに乗って長野市へ。きょうは「長野県労働者後援会学習交流決起集会」で50分の講演でした。
党長野県委員会事務所でいただいた昼食は大変なご馳走でした。更科そばにソースカツ丼、それにフキノトウとタラの芽の天ぷら。これは張り切って講演しなければなりません。
長野県といえば、古くは女工哀史の時代から労働者のたたかいが盛んな地域で、近くでは丸子警報機パート労働者不当解雇撤回のたたかい、富士通による子会社つぶしから工場と100人の雇用を守っている高見澤電機のたたかい、「合意協力型労使関係」で経営困難を乗り越え140人の労働者がまるごとJMIUに加盟した前田鉄工所のとりくみなどがあります。
同時に、精密機械など大企業製造業の工場が集中している地域でもあり、一昨年末から「非正規切り」された労働者の数は、愛知県についで長野県が全国で2番目に多いという面もあります。また昨年11月、セイコーエプソンが下請け会社の安曇精工に対し、突然発注停止を通告するということも起こっています。
労働者のたたかいの歴史と伝統を、今日に受け継ぐ長野のみなさんとの交流はとても楽しみでした。
集会のオープニングは、NTT労働者の大江戸玉すだれ。東京に遠隔地配転されている間にマスターしたとはたくましい。
国労男声合唱団のうたごえも、たたかう労働者の思いがあふれジンときました。昨日、JR採用差別事件で、労組側が政府の解決案を受け入れました。23年間にわたるたたかいにこころから敬意を表したい。
私からは、「労働者後援会、職場支部総決起で参院選勝利、政治を変えて職場を変えよう!」と題して、@新しい政治への国民的探求が、新たな局面を迎えている、A労働者・国民にどう働きかけるか、B労働者後援会、職場支部のみなさんに心から訴えます、の流れで講演。「元気になりました」の感想をいただきました。
★集会終了後、党長水地区委員会の職場支部援助委員のみなさんに残っていただいて懇談。党大会の発言で注目された活動の真髄を学ばせていただきました。10数名の援助委員は、JR、NTT、日赤、国公、前田鉄工などの現役・OBの労働者。労働運動の経験も豊富だし、党活動前進への熱い意欲も持っている方々ばかりでした。「労組の現役を降りて、素敵な党員ライフを送っています」という名言も。
こうした人たちが、毎週集まって、現役中心の党職場支部を援助している経験を交流する。問題や課題が出されれば解決の方策をみんなで知恵を出して考え、また職場支部に返す。たまには飲み会もやる。じわじわと、しかし着実に、職場支部が元気になっていく理由がなんとなくわかったような気がしました。
全国の職場支部の活動強化に生かしたいと思います。ありがとうございました。
★9日は、午前、党本部で会議。午後、国会で党総務部会。その後、来週月曜日の行政監視委員会での質問準備と政府への通告。夜、長野での講演準備でした。