2010年03月26日
エキサイティングなバトルになりました。参院拉致問題特別委員会で「女性問題」でなにかと話題の中井洽拉致問題担当相と論戦。とんでもない認識の持ち主だということがよくわかりました。
今回は往復10分の短い質問なので、高校無償化の対象から朝鮮学校を除外しようとしている問題で、中井担当相の「(朝鮮学校の生徒は)北朝鮮の国民だ」とする認識が誤りであることを明らかにすることに焦点をしぼりました。
まず、昨年12月、中井担当相が、朝鮮学校の生徒は「制裁している国(北朝鮮)の国民」であるとして、高校無償化の対象外にするよう川端達夫文部科学相に申し入れたことが事実かどうか確認。中井担当相は「事実だ」と認めました。
そこで、「在日外国人に北朝鮮の国籍を持つ者がいるのか」と質問。法務省の田内正宏入国管理局長は「朝鮮という記載はあるが、歴史的経過から朝鮮半島出身者を示すもので、北朝鮮籍を表すものではない」と答弁しました。
私は、「法務省の答弁からも明らかなように、朝鮮学校に北朝鮮国籍の人は1人もいない。大臣の認識は間違っている」と中井担当相に詰め寄りました。
ところが、中井担当相は誤りを認めず、「法務省はこんな答弁ばかりする」「国籍があろうがなかろうが、向こうの国の方だ」などと暴言を繰り返すのです。
こうした中井担当相の答弁姿勢に対し、前田武志特別委員長が「中井大臣は聞いていることに答えるように」「冷静に答えるように」と再三注意する場面も。
残念ながらタイムオーバーとなったので、私は「誤った認識にもとづいて、文科相に朝鮮学校を無償化から除外するよう申し入れたことは撤回すべきだ」と厳しく批判して質問を終えました。続きはまたやりたいと思います。