2010年01月04日
朝、大阪駅前で初出勤の人たちに宣伝。清水ただし参院大阪選挙区候補、堀田文一大阪府議、てらど月美大阪市議と。その後、党旗びらきでの志位委員長のあいさつを大阪府委員会でCS通信で視聴し、府委員会勤務員のみなさんにごあいさつ。午後、大阪府・大阪市・在阪経済3団体主催の大阪新年互礼会に出席。
★志位委員長は、“政治変革の「中身」が問われる年、参院選で必ず前進を”とあいさつ。「私たちが力を尽くすならば、党綱領がさし示す日本の改革の方針を、広い国民のものとし、党躍進をかちとる大きなチャンスが目の前に広がっている」と述べましたが、まったくその通りだと思います。
昨日の小学校時代の同窓会での忌憚のない意見交換でも、そのことを実感しました。多くの国民は「いまの政治を変えたい」と深いところから願っています。それは政権の交代で満足するものではありません。昨日も旧友たちから「新政権も旧政権の親戚みたい」という声が上がりました。極端な大企業の利益中心主義から、せめてヨーロッパ並みの「ルールある経済社会」をとの改革提案には、「そういうことをもっと発信してほしい」と党派を超えた共感が寄せられました。
「いまの日本はおかしい」と憂う圧倒的多数の国民との対話が決定的に大事です。同窓会の様子も紹介しながら、日本共産党第25回党大会決議案が提起した「有権者の過半数と対話することを目標に、広大な規模でとりくむ」なら、参院選での比例代表の前進と大阪選挙区・清水ただし候補の勝利の道は開ける、がんばりましょう!と大阪府委員会のみなさんにごあいさつさせていただきました。
★大阪新年互礼会での橋下徹大阪府知事のあいさつは異様でした。「大阪が元気になる道はただひとつ。アジアの成長のエネルギーを吸収すること。吸収口は二つ。関空と大阪港だ。そのためには伊丹空港を廃止するしかない」。知事自身が「経済界からの拍手が少ないですね」とボヤかねばならないほど浮き上がったあいさつでした。
当然でしょう。“伊丹空港を廃止したらアジアのエネルギーが大阪に吸収できる”などという主張にいったいどんな根拠があるというのでしょうか。庶民と中小企業のまち大阪がどうして元気がなくなったのか、まともな分析もせず、思いつきのような発言でメディアの耳目を集めることばかり考えているのでは、大阪府政のかじ取りは任せられません。続いてあいさつに立った関西経済連合会の下妻博会長からさえも「政治には何も期待できない」との嘆き節が聞こえてきました。
乾杯後、広い会場を回って、面識のある大阪商工会議所の小池俊二さん、関西経済同友会の萩尾千里さんらにごあいさつ。続いて、経済界の方々に、経済状況の見通しと政治への要望を聞いて回りました。「事業仕分け」で科学技術分野をばっさり切り捨てた新政権に対する「目先のことしか考えてない」との批判とともに、「立場はちがうが主張が一貫している共産党には注目している」「健全野党として期待している」などの声もいただきました。「いまの日本経済の最大の問題は需要不足」との認識でも一致しました。
経済界の方々とも立場を越えて“日本経済をどうする”という視点での交流をつよめたいと思います。宮本たけし衆院議員、あべ誠行大阪府議、清水ただし大阪市議と。