2009年11月19日
「全国過労死を考える家族の会」の代表が来室され、「過労死のない社会と被災者の救済を求める請願書」をいただきました。
中原のり子さんは10年前に小児科の勤務医だった夫をなくされました。44歳でした。365日24時間態勢をわずかな人数の医師で担っていました。「医師も人間らしく働ける環境を」と、労災を認めさせ、民事裁判もたたかっています。
内野博子さんは7年前にトヨタで勤務中の夫をなくされました。30歳でした。裁判で、「QCサークル活動」など自主活動も労働時間に算定させ、労災を認めさせました。
最愛の人を突然なくしたショックのなかで、労災をみとめさせるために遺族が長年裁判をたたかわねばならないとは…。
被災者に対してすみやかに労災の認定を行い、被災者や遺族の救済を行うこと。そもそも過労死や過労に伴う健康被害が深刻化している現状をあらためること――新しい政治の真価が問われます。
★突然のうれしい訪問がありました。先日の過疎大会のあいさつで紹介した奈良県下北山村の上平一郎村長が私の部屋を訪ねてくださいました。
委員会中でお会いできなかったのですが、9月に岐阜のIT企業と村が共同出資してIT会社を開業し、村内での雇用と若者の定住をはかる挑戦も始まったと聞き、うれしく思いました。
★大阪と兵庫の保険医協会・歯科保険医協会の先生方が来室。沖縄基地問題、「事業仕分け」問題など医療以外の話題でも話が弾みました。