これは「自己責任」じゃない! 愛知で雇用・失業調査
2009年10月25日
愛知県で深刻な雇用・失業問題について調査。「派遣切り」された当事者の実態と生の声をたくさん聞かせてもらいました。笠井亮衆院議員、八田ひろ子元参院議員、衆院選でがんばった本村伸子さんたちと。
「派遣で7年。社内資格も2つ取ったが契約途中で切られた。中2の娘がいるが、失業給付がもうすぐ切れる。生活給付付き職業訓練の月12万円では少ない」(40代男性)
「失業給付期間を延長してほしい。エコカー減税より、企業に切られた人を助けるためにお金を使ってもらいたい」(30代男性)
「常用型派遣だったのに、派遣先がなくなったと3カ月で切られた。一方で派遣元は新たな募集を出している」(40代男性)
・・・聞きながら、あらためて思いました。「派遣切り」は決して「自己責任」ではない、使い捨て自由の労働者をつくった「政治の責任」だと。
新政権に対し、その認識を正面から問いたい。そのうえで、失業給付の臨時延長など仕事を失った人たちへの緊急の生活支援、派遣法抜本改正など人間らしく働けるルール作りに本気で当たるよう求めたい。
調査では、年末に「非正規切り」した労働者を最長6カ月の「期間従業員」として都合よく再雇用しているトヨタの実態、生活保護や職業安定所の最前線の実態についても、じっくり聞くことができました。
明日から始まる臨時国会の論戦に生かしたいと思います。
貴重なお話をありがとうございました。