バンドー化学神戸工場の労働者を激励 兵庫で「国会報告・要求懇談会」
2009年10月05日
バンドー化学神戸工場の「非正規切り」とたたかう労働者の皆さんを激励しました。同社は、派遣労働者、期間社員として長年働いてきた非正規労働者に対し、「栃木県足利工場への転勤もしくは10月末解雇」という一方的な通告を行っています。
それに対し、非正規労働者が労働組合(兵庫労連・バンドー化学一般労組)を結成し、@兵庫県内の加古川工場への配転と正社員化、A派遣労働者の雇用の安定を要求して、9月8日から無期限ストライキをたたかっているのです。
組合員14人のうち派遣労働者が9人、うち8人が日系ブラジル人、ペルー人です。きょうも日本語をポルトガル語に訳してもらいながらの交流となりました。
私は、「労働者をモノのように使いすてようとするやり方に対し、大切な家族との生活を守るために、泣き寝入りしないでたたかっている皆さんに心から敬意を表します。皆さんのたたかいは、日本で働くすべての労働者のたたかいでもあります」と激励。
「国会議員の人も団交に来てくれるのですか?」との質問も飛び出しましたが、「国会議員の仕事は、法律をつくることと、行政に法律を守らせること。皆さんの話を聞くと、バンドー化学は労働者派遣法を守っていません。行政にちゃんと指導させたい。そして労働者派遣法そのものも抜本改正したい」と答えました。
至急、国会でできるサポートをやりたいと思います。
★夜は、神戸で「国会報告と要求懇談会」。兵庫の労働組合、民主団体、地方議員団のみなさんがたくさん集まってくれ、17人から実態、要求、提案を聞くことができました。
「共済会の自殺者数が現時点で去年1年間と同じになった。中小企業への支援を」(兵商連)、「今月授業料入らなかったら高校を辞めなければならない1年生がいる」(私教連)など”待ったなし”の状況も出されました。
いただいたご意見をふまえ、新政権に建設的提案ができるようがんばりたい。そして、実現のために国民運動との共同をいっそうつよめたいと思います。
神戸市長選をたたかう松田隆彦党兵庫県書記長があいさつ、吉井英勝衆院議員が国会報告、宮本たけし衆院議員と私がまとめのあいさつを行いました。司会は堀内照文参院兵庫選挙区候補。