野洲市議選、湖西道路調査、あいば野集会、米原市議選−−1泊2日で滋賀ざんまいでした
2009年10月03日
とっても充実した1泊2日の滋賀県行でした。2日夜は、野洲市議選の演説会。3日朝は、大津市で国道の騒音振動問題調査。午後は、あいば野演習場での日米合同演習反対大集会。夕方から夜は、米原市議選の応援。
滋賀県は、総選挙での日本共産党の比例票が、得票数・率ともに前進した9都県のひとつ。その結果、日本共産党の得票が公明党を追い抜いて第3党になりました。すごい!その滋賀で10月、野洲市、米原市、東近江市、甲賀市(以上18日投票)、湖南市(25日投票)の市議選がたたかわれます。総選挙に続き全国を励ます結果を出してほしい。
★野洲市の演説会では、小菅むつお、野並きょう子、太田健一の3人の現職議員とともに、私から40分のお話。
国政でも市政でも「建設的野党」として政治を前に動かすのが日本共産党です。野洲市議会でも、すべての中学校で給食を実現、中学卒業まで子どもの入院医療費無料を実現、村田製作所など市内23の企業に市長名で雇用維持を求める要請文(この中身がすばらしい!)を出させる、24億円の駅前整備(2階デッキをつくる計画)はじめ税金の無駄遣いを見直しさせる、などなど3人の党議員団の実績は抜群です。
定数削減(24→20)のなか、補選で増えた議員も含め3人全員の勝利をめざす、厳しいが大変やりがいのある選挙。なんとしても勝利を!
演説会を終え、琵琶湖大橋を渡り、雄琴温泉のでホテルで宿泊。琵琶湖の夜景がきれいでした。
★3日は朝4時に起き、現地調査の資料読みや、集会あいさつの仕上げなど。合間に露天風呂で朝湯に浸かってリフレッシュ。“からすの行水”でも気持ちがほぐれます。
大津の道路問題は新しい内容を含むものでした。有料高速道路だった「湖西道路」が4年前に無料となったため、交通量が3倍に急増。なかでも大型車は6倍に激増しました。
そのため、道路に隣接する閑静な一戸建て住宅街で、「騒音・振動で眠れない」「ストレスがたまる」「引越しも考えている」などの苦痛が訴えられるようになりました。現場を視察し、住民から生の声を聞き取り。節木三千代滋賀県議、岸本のり子大津市議と。
その後、国土交通省近畿整備局滋賀国道事務所の西本副所長らに「防音壁の設置」など対策を要望。西本副所長は「騒音は基準値を超えていない」の一点張りでしたが、国交省が有料から無料にしたために住環境が悪化したのですから、少しでも悪化を抑えるために可能な対策を採るのは当然ではないでしょうか?
民主党が公約した「高速道路の無料化」が実行されれば(日本共産党は、税金の使い方の優先度、環境や公共交通機関への影響など問題点を指摘しています)、全国各地で同様の問題が生じることは間違いありません。しっかり対応させたいと思います。
★あいば野演習場で予定されている日米合同演習(10月9日から19日)は、「都市型戦闘訓練施設」において、米軍から自衛隊員が「人殺し」の訓練を受けるもの。アフガニスタンやイラク戦争のような「対テロ戦争」に、米軍とともに自衛隊が参戦するための準備です。
近畿各地や岡山、岐阜などから500人が集まって演習場近くの公園で抗議集会が開催されました。私は「世界が平和の秩序構築の流れを強めているときに、自衛隊が米軍と海外で武力行使する訓練は時代遅れの逆流」と批判。
参加者一同で、「平和の鳩」の絵を掲げながら「ふるさと」を合唱しました。「ふるさとをアメリカ軍に使わせない」と心がひとつになりました。
★滋賀日程の最後は、米原市議選の応援。いいところですね。清水の中に咲く梅花藻(ばいかも)の名所あり(残念ながら立ち寄れず)、趣ある旅籠屋が並ぶ旧中山道ありで、ゆっくり歩いてみたくなる街です。
その米原市で、日本共産党の清水たかとみ、冨田しげる、谷田たけかずの3人の現職議員は、産廃焼却場建設計画の危険を知らせ住民とともに自然・環境を守り、滋賀県ではじめて中学校卒業まで入院医療費の無料化を実現するなど、市民の願いをまっすぐ議会に届けてきました。
私が驚いたのは、今年の3月議会で保守系議員17名が、議員報酬を月額5万円も引き上げる条例案を強行したことです。日本共産党の反対や住民の批判で、実施を1年間だけ延期したそうですが、滋賀でもキヤノン、ヤンマー、日電硝子などで「派遣切り」「期間工切り」が吹き荒れる最中に、自分たちの報酬をお手盛りで引き上げるなどとはあきれてものが言えません。
定数削減の中、こうした議員に厳しい審判を下すためにも、日本共産党の3人の必勝を!と街頭と演説会で訴えました。
★夕食は富田議員宅で手作りのお料理を堪能させていただきました。山の田んぼで作ったというコシヒカリは粘りがあって本当においしかった。ゆっくりとかみ締め、コメの香りとほのかな甘味を味わいました。ご馳走様でした。
夕食をいただきながら、応援に入っている彦根市の山田多津子市議が「山下さんあちこち行って大変ね」と声をかけてくれました。私が「そうですね。今回の滋賀日程も盛りだくさんで準備が大変でした。2年前の一斉地方選挙では、奈良で1日5市を回り、各議員団の実績と公約、候補者押し出しをやらせていただきましたが、頭から煙が出そうでした」と応じると、同じく応援に入っている竜王町の若井敏子町議が、手作りの牡丹餅(絶品でした)をすすめてくれながら一言。「そういう仕事はバッジがついているからこそ頼まれる仕事なのよお〜」。
私は牡丹餅をのどに詰まらせながら、「こ、これからも思い切り使ってやってください」と頭を下げるしかないのでした。