細川政権との違いにびっくり 学費・奨学金レク 母子加算集会
2009年09月17日
17日の夕刊各紙を見てびっくりしました。「八ツ場ダム中止」「高校無償化 来春から」「日米密約 調査を命令」…。鳩山新政権の各閣僚が、深夜・未明の就任会見で、国民の願いに沿った政策を相次いで発表していました。
これが選挙を通じて国民の力で行われた「政権交代」か。政党の離合集散で生まれた細川政権(1993年)のときとずいぶん違います。あの時は深夜の会見といえば、「消費税(国民福祉税)増税」「コメ輸入自由化」と、国民の反感を買うものばかりでした。
志位委員長が鳩山代表との党首会談で、「核密約」の資料を提供していましたが、「建設的野党」としての活動が生きた力を発揮していることも確信になります。
これらの政策を実際に実行するためには、乗り越えなければならない問題も少なくありません。必要な協力は惜しまずやりながら、よりよいものとするためにどんどん意見を言っていきたい。そのためにも勉強・努力が求められます。がんばらねば。
★午前中、文科省より来年度予算概算要求に盛り込まれた「高校生への給付型奨学金」(国としてははじめての制度!)、「大学の授業料減免の拡充」(私学は約7倍に!)について説明を受けました。国民・学生の運動と日本共産党の国会論戦の成果です。
新政権は自公政権のもとでつくられた概算要求は白紙にする方針のようですが、こうした到達点をさらに前進させるよう、いっそう国民運動とともに国会での活動に力を尽くしたいと思います。
これまで就学援助や学費、奨学金の問題で何度も厳しいやりとりをした文科省の担当者が、思わず「先生のところでこんな気持ちのいいレクができるとは…」と言ったのが大変印象的でした。これも国民の力で新しい政治の扉が開かれた影響か。
レクにはあらたに文部科学委員会担当となった宮本たけし衆院議員も同席してくれました。「大阪のツインタワー」復活後の初仕事となりました。
★「早くしてよ!母子加算復活 〜他にもあるよ。児童扶養手当、老齢加算、通院移送費…〜」と題した緊急院内集会に参加。主催は、しんぐる・まざーずふぉーらむ、反貧困ネットワーク、生活保護問題対策全国会議、全国生活保護裁判連絡会、生存権裁判を支援する全国連絡会のみなさん。
「母子加算が廃止されてお風呂は週2〜3回から1〜2回に減らした。子どもはもうすぐ5歳の誕生日だが大きなケーキは買えないことを知っているので買ってほしいと言わない。一日もはやく母子加算を元に戻して」
「母子加算あっても大変だったが、廃止で中1の長男のクラブのユニフォームが買えなくなった。子どもたちの将来を思うと不安でならない。進みたい道に少しでも近づけてやりたい」
当事者のお話を聞きながら、母子家庭の母と子にこんなつらい思いをさせてきた自公政権にあらためて怒りを覚えました。母子加算の廃止は法改正ではなく大臣告示によるもの。ならば、新大臣の判断ですぐに元に戻すことができるはずです。自公以外の全ての政党の議員が参加したきょうの集会を力に、すぐ復活するよう求めたい。