「わたしたちの戦争〜中居正広が聞く戦場の声」 考えさせられました
2009年08月15日
14日は東京から大阪に戻り、『前衛』の原稿の仕上げ。この間、総選挙応援の合間に筆を進めていたものがようやくまとまりました。タイトルは、「学生とトーク 日本の未来と日本共産党を語る」(仮)。総選挙直後に発売される『前衛』10月号に掲載される予定です。お楽しみに〜。
15日はオフに。朝、妻たちが借りている畑の収穫と水やり。新鮮な野菜からは太陽と土の匂いがします。さっそく、ジュース、サラダ、煮物、炒め物にしていただきました。
★14日夜のNHK「わたしたちの戦争〜中居正広が聞く戦場の声」はいい番組でした。NHKが2年前からはじめた戦争証言プロジェクト。そこには、200名を越える元兵士や市民たちの証言記録があります。
「上官の命令で木にくくりつけた人を殺した」。ぼそりと語る元兵士。90歳近くになった元兵士の表情はあきらかに動揺し目には涙がたまっています。隣にいた妻が、「そんな話はじめて聞いた。聞きたくなかった」と伏目がちにつぶやきました。
3万人近くの日本兵が戦死し支配権を失ったにもかかわらず日本国民にはまったく真実が知らされなかったガダルカナル戦。すでに作戦の目的が失われていたにもかかわらず中止されないまま万単位の戦死者(餓死・病死者が多かった)を出した「大陸打通作戦」…
そうした戦争の中で一人ひとりの兵士がいかに人間性を失っていくか、証言によって生々しく再現されます。戦争は絶対にしてはいけない――これが証言者たちの共通の思いであることが伝わってきます。
スマップの中居さんが、真剣な表情で「知りませんでした」「僕たちは忘れてはいけない」と何度も繰り返したことに希望を感じました。
知ることと、忘れないこと――戦争を知らない世代にとって、いちばん大切なことだと思います。