首相問責決議案が可決! フランス革命記念日レセプション
2009年07月14日
午後3時半からの参院本会議。「内閣総理大臣麻生太郎君問責決議案」の趣旨説明、討論、採決が行われました。
投票は「記名投票」。議長の「議場閉鎖」の命に続き、全議員が指名点呼され、演壇の投票箱に投票します。座席の関係で、全議員のトップで私が指名されます。「賛成」を意味する白色の木札(「山下芳生」と記名されています)を持って壇上へ。続いて、各議員が投票。
ガラス張りの「賛成」「反対」の各投票箱は、見た目にも「賛成」の白色票が「反対」の青色票より多い。事務局が正確に数えた後、議長が「投票総数238、賛成132、反対106」と報告。麻生首相の問責決議案は「可決」されました。
ひな壇で険しい顔でだまったままの麻生首相。これで参院の審議は全面ストップし、国会は総選挙モードに突入します。
★国政選挙になると、国会秘書のみなさんも、各地方に散らばります。国会山下室でも茶ざるうどんと生野菜の昼食で団結式。どちらも妻が持たせてくれたものですが、国会が事実上閉じるので、宿舎の冷蔵庫に眠らせておくのはもったいない。在庫一掃もかねた団結式なのでありました。ガンバロー!
★夕刻からフランス大使公邸へ。招待を受けた「フランス共和国革命記念日祝賀レセプション」に出席しました。
出迎えてくれたフィリップ・フォール駐日フランス大使夫妻に、「人民のたたかいで共和制を打ち立てた御国の歴史に心より敬意を表します」とご挨拶。
大使公邸の庭は広々とした芝生で気持ちいい。
レセプションの開式は、「君が代」と「ラ・マルセイエーズ」の演奏と独唱。戦前の絶対主義的君主制をたたえる歌を、戦後の国民主権の時代にそのまま「国歌」とする国と、自由のために君主制を倒し、外国軍とたたかったときの歌を「国歌」とする国…。あまりの違いに思いを巡らせました。
日本国参議院議長・江田五月氏の発生で乾杯。江田議長、ヌルディーン・ハシェッド駐日チュニジア大使と。
フィリップ・フォール大使と歓談。「先日、国会で質問をしました。日本の大企業が労働者を使い捨てにしている問題を取り上げました。その際、フランスではボキエ雇用大臣がルノーのリストラ計画をストップさせたことを麻生首相に紹介しました」と私。
フォール大使は、「雇用問題は一番大事です。サルコジ改造内閣も、経済活動とともに雇用問題での関与を重視しています」と応じました。
私は、「大統領がルノーの工場に乗り込んだことも知っています。日本でもそのような政府とルールをつくりたいと思います」と述べて大使と握手。「メルシー・ボクー」(大変ありがとうございました)。
ミノル・FX・ウエキ駐日パラオ大使とも懇談。日系2世だそうで「ぜひパラオに遊びに来てください」とのことでした。
レセプションの食べ物は、パンとチーズとワイン。とても質素ですが、いずれも本場の味で大満足。
大好物のフランスパンは様々な種類がズラリ。うれしくて思わずパチリ。
ワインを飲みすぎないところで、大使公邸を後にしました。そのまま東京駅20時発の新幹線で帰阪。明日は大阪で街頭演説です。