2009年07月11日
きょうも朝から奈良へ。文字通り1票を争う大激戦の市長・市議選最終日。4人の市議候補と7カ所で街頭演説に立ちました。
街の空気は最終日まで尻上がりでよくなっています。定数大幅削減のなか、投票箱のフタが閉まるまでの猛奮闘で、日本共産党7人の現有議席をなんとしても確保したい。「明るい会」の小林てるよさんを市長に押し上げたい。
選挙事務所でいただいた昼食のバラ寿司(これがめちゃウマ)をおかわりして、気力体力充分で夕方まで奈良でマイクを握りました。
★奈良を離れ、大阪市内で開かれた大阪革新懇の年次総会・懇親会へ。「派遣切り」の嵐と、立ち上がる派遣労働者たち。大阪でも社会を変えるマグマのうねりが大きくなっています。
革新懇運動は、1980年、当時の社会党と公明党が、「安保容認」「共産党とは政権を組まない」という合意(「社公合意」)を行い、社会党が「右転落」したもとで、政党の組み合わせではなく、草の根の共同で政治革新をめざす運動として提唱され、全国に広がりました。
大阪は全国で最も早く、力強く革新懇運動が起こった地域のひとつです。黒田了一・元大阪府知事、亀田得冶・元社会党衆院議員はじめ、多くの志ある人々が、大阪の革新懇運動の先頭に立ちました。
貧困と格差がかつてなく急激に拡大し、「こんな社会でいいのか」「政治を変えたい」という思いが国民のなかで膨らんでいます。まさに革新懇の出番。大阪の伝統を発揮して、あらたな共同の発展と、政治革新の道を開こうとあいさつ。
★夜、羽曳野(はびきの)で総選挙と市議選(8月30日投票予定)勝利めざす党と後援会の決起集会。野沢みちあき衆院大阪14区候補、ひろせ公代、ささい喜世子、嶋田たかし、若林信一の各市議候補、勇退される田村啓二市議とともに。
羽曳野といえば、かつて日本共産党員市長の津田一郎さんを輩出した、大阪でも党と革新勢力の強い地域です。部落解放同盟の暴力と利権あさりに、体を張って立ち向かったのが日本共産党であり、党市議でもあった津田一郎さんでした。(詳しくは、津田さんの著書『共産党員市長でえらいすんまへん』をどうぞ)
私からは、「日本共産党はどんな日本をめざすのか」――@まじめに働いたらまともに生活できる「ルールある経済社会」をつくる、Aお年寄りが安心して老後を過ごせるように、税金の使い方、集め方を切り替える、B大きく変化する21世紀の世界に、憲法9条を掲げて積極的に働きかける自主・自立の平和外交を展開する、とともに、
メディアは「自民か、民主か」というが、どの政党が、本気で国民のくらしを守り、政治にスジを通しているか、事実にもとづいて政党を選ぶ“3つのモノサシ”――@企業・団体献金にどっぷり浸かった政党か、キッパリ拒否する政党か、A「2大政党」によるまちがった政治の競い合いに、国民とともに待ったをかけることができる政党か、B羽曳野市政を牛耳ってきた「解同」系企業・ハンナンにモノが言える政党か、言えずに擁護する政党か、があるとお話。
20分余の短い時間でしたが、「よくわかりました」「おもしろかった」と好評でした。よかった〜。
★追伸:「ニュースとお知らせ」の欄に、昨日の本会議での円より子議員(民主)の討論を掲載しました。13日(月)の参院本会議で、臓器移植法改正法案3案が採決される予定です。事態は緊迫しています。ぜひご一読を。そして、議員への働きかけを。