あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき
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「臓器移植法」について考える

2009年06月10日

 昨日の質問は大当たりでした。昨夜の「NHKニュース」「報道ステーション」「ニュースJAPAN」、けさの「みのもんたの朝ズバッ!」などで紹介されました。
 
 日本郵政・西川社長に「6つの責任」があることをパネルで示したことが正解でした。きょうは他党の議員からも「NHKで見たけど、あれはわかりやすかった。うちの奥さんも『そう、そのとおりよね』って言ってた」など、たくさん声をかけられました。

 わかりやすくパンチのある質問に、いっそう精進したいと思います。

 ★きょうは午前中、本会議と拉致問題特別委員会の理事懇談会。外務省から北朝鮮核実験のその後の対応について、内閣府から拉致被害者への支援について、それぞれ報告を聴取しました。

 3月の佐渡での調査と曽我ひとみさんとの懇談、4月の拉致特での私の質問に対する官房長官の答弁もふまえ、政府として来年3月で「期限切れ」となる「拉致被害者家族等支援金」の延長を検討していることが報告されました。

 ★11:00 昨日の質問で問題提起した、郵便事業会社が「高齢再雇用制度」を恣意的に運用している件で、総務省の担当者に議員会館の事務所に来てもらいました。

 「高齢再雇用社員」に「不採用」となったNさんの「勤務評価シート」(すべて「A」か「B」で高評価)と「表彰状」(「年賀王」など3度表彰されている)のコピーを渡し、鳩山総務大臣に届けるよう依頼しました。(もちろんNさん本人了解のうえで)。

 大臣の「調査する」との国会答弁は重い。なぜ優秀なNさんが「不採用」となったのか、どうして近畿支社の「不採用」が突出して多いのか、しっかり調べて、ただしてもらいたいと思います。

 ★午後、来週にも予定される行政監視委員会での質問の打ち合わせ。夕刻、党議員団で「臓器移植法」の議論。

 「相反する死生観の人々が、移植で救える人びとを何とか救おうとぎりぎり歩み寄った結果、制定された」(ノンフィクション作家・中島みちさん)現行「臓器移植法」。

 本人が書面であらかじめ臓器提供の意思表示をした場合のみ、脳死を「人の死」とみなし、家族の同意を条件に摘出を許すことになっています。

 現行法が制定されて12年。この間の移植の実績、問題点、国民意識の変化などをふまえ、社会として「脳死の位置づけ」「臓器提供の条件」をどういう具合に変えるのか、あるいは変えないのか。「子どもからの臓器提供」(現行法は15歳以上でなければ臓器提供できない)を認めるのか認めないのか、認めるとすればどのような条件が必要か――。

 国会には、4つの法案が提出されていますが、国会議員だけで拙速に多数決で結論を出すのはまずいと思います。いまは、広く国民に、現行法のもとでの実績や問題点をさまざまな角度から情報提供し、お互いの疑問や考えを自由に述べあう“国民的討論”を行なうことが大事ではないかと思います。

 そんな国民的討論が起こってこそ、あらかじめ書面で臓器提供の意思表示をする人が増えるのではないでしょうか。

 “A、B、C、Dの4案のうちどれを選ぶか、国会議員が選択を迫られ苦悩している”――そんなふうにしか国民に映らないいまの状況は、臓器移植に対する国民の意識をかえって萎縮させているように感じます。



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