2009年05月11日
★夕方5時、民主党・小沢代表が突然の辞任会見。TVの生中継で見ました。これは“幕引き辞任”だなと思いました。
小沢氏からは西松建設の「に」の字も語られませんでした。ただ「党内の結束」「総選挙での政権交代」を言うのみ。
記者に西松からの違法献金について問われても、「一点のやましいこともない」「政治的な責任で辞めるのではない」と声を荒げました。
昨日、書いたとおりの展開です。「辞めるんだから、これ以上詮索するな」――これでは辞め方まで自民党と同じではないのか?これでよしとする民主党に“新しい政治”が起こせるのか?
「小沢代表に辞めないでほしい」と思っていたことがアリアリとわかる自民党の落胆ぶりも情けない。
「自民VS民主」が「偽りの対決」であることを、賢明な国民はきっと見抜くことでしょう。「いまこそ、日本共産党」――新しいポスターのキャッチフレーズがますます映える政治情勢です。
★午後、薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子さんたちが「肝炎対策基本法」制定の要請で来室。
★夜、党本部で不破哲三・前議長による「日中理論会談報告会」。4月末に北京で行われた理論会談の内容を、きょうから3日間、合計6時間あまりで不破さんが報告してくれます。前回(06年)の理論会談には私も同行させてもらったので、とても楽しみにしていました。
いまの世界経済危機を科学的社会主義(マルクス主義)の理論から分析するというのが今回の大テーマ。「マルクス主義の恐慌論と金融危機」「現代資本主義への金融危機の影響」など中国側から提起されたテーマと質問項目に沿いながら、理論問題にたっぷり浸り、脳がビンビンに活性化した感じです。
とくに、「レーニンの『帝国主義論』をどう評価されるか?現代資本主義をどう位置づけるか?」との中国側からの質問に対する不破さんの回答は、“金融資本が産業資本を支配する”だけでなく、“金融経済そのものを金儲けの大掛かりな舞台にしている”という新しい研究と解明もあり、知的刺激大でした。
★深夜、忌野清志郎の追悼番組を昨夜に続いて視聴。権力に媚びず、誇り高く生き抜いたキヨシローは文句なしにカッコイイ。