2009年03月12日
午前、日中議員会議(3月26日)に向けたブリーフィングに参加。午後、総務委員会で鳩山総務大臣の所信聴取。その後、総務委員会メンバーで「かんぽの宿 青梅」の視察。夕方、予算委員会で仁比質問を応援傍聴。
日中議員会議に向けたブリーフィングはすさまじい密度でした。10:30〜11:45の間に、外務省、金融庁、財務省、経済産業省、厚生労働省、環境省の担当者、計13人が入れ替わり立ち代り、中国の国内事情や日中関係の諸懸案について説明するのです。
いつも感じることですが、官僚のみなさんってどうしてあんなに早口なの???勉強にはなりましたが、いささか疲れました。
「かんぽの宿 青梅」は国会から貸し切りバスで1時間あまり。東京とは思えない自然豊かな場所にありました。客室稼働率80%超、リピーター6割という数字にも、利用客の満足度が示されています。午後3時ごろでしたが、ホールや大広間には温泉から上がった年配のグループ客がたくさんいらっしゃいました。
食堂からの眺めは抜群。足下を蛇行するのは多摩川の上流。奥多摩の山々も遠望でき、心が落ち着きます。これはいい!!
フィットネスルームもありました。
こうした黒字の施設も含め、全国の「かんぽの宿」79施設をオリックス不動産に一括譲渡しようとしたのはやはりおかしい。利用客の声としては「なくしてほしくない」「がんばってほしい」という激励が圧倒的に多いそうです。日本郵政による国民財産のたたき売り路線を転換させるため国会で奮闘したい。
予算委員会の仁比議員の質問は、雇用保険のセーフティーネットがぼろぼろになっている問題をとりあげました。麻生首相が「求職者の4人に1人しか失業給付をもらっていないのは低すぎる」と神妙な答弁をしたのにはちょっとびっくり。ならば雇用保険の積立金を活用するなどして、すべての労働者に失業給付を行なうべきです。
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きょうのNHK「クローズアップ現代」もよかった。家庭の貧困で病院に行けない子どもたちが増えている問題を取り上げていました。4月から法律で、15歳までの子どもには「保険証とりあげ」でなく「短期保険証発行」が義務付けられることになりますが、保険があっても3割の自己負担は必要です。それが出せなくて、病院には行けない、学校の保健室で先生にみてもらう子どもが増えているとのことでした。
番組では中学校卒業まで医療費を完全無料にしている群馬県前橋市が紹介されていました。子どもの医療費を無料にすると、安易に病院にいく子が増えて財政がもたないなどの心配もあったようですが、むしろ軽微な段階で治療を受け重症化を防ぐことになり、長い目で見れば医療費も低く抑えることができる、という小児科医の言葉には説得力がありました。