2009年01月30日
ちょっとボヤいていいですか?午前中の参院本会議。民主党の代表質問を聞きながら感じました。
どうして、表面的な批判に終始するのだろう?
国民の苦しみや願いがにじみ出る生の声がひとつもないのだろう?
かといって、深い時代認識が示されるわけでもなく、自民党政治と国民の根本的矛盾が解明されるわけでもない。
ただ首相の出処進退を問い、民主党に政権をまかせるべきだと迫るのみ…。
40分の長い演説でしたが、まったく感動のない、物足りないものでした。
これは質問者個人の資質ではありません。党を代表しての質問ですから。
いったい民主党は政権交代してどんな政治、どんな社会をつくろうとしているのか?
むしろ、そのあと登壇した自民党・尾辻参院会長の代表質問のほうが聴かせました。
自殺者の増加問題から入り、政府の規制改革会議・経済財政諮問会議の廃止を求め、社会保障費2200億円の削減中止を主張しました。
歴代自民党政治の責任を問うもので、民主党若手議員からも「われわれもこんな質問しなくちゃいけないね」との声が漏れていました。
そのとおり。ただ尾辻会長の質問も、ちゃんと政府・与党間で議論し是正すべきもの。与党議員会長の”嘆き節”とも聞こえなくはありませんでした。
自民も民主も混迷する中、午後、衆院本会議で登壇した志位委員長の代表質問は、国民にとってもっとも切実な雇用問題、景気問題を重点に、道理と気迫に満ちたものでした。
国民のみなさんに、どの党が深刻な雇用、景気問題に立ち向かい打開する力をもつか、しっかり判断してもらいたいと思います。
お昼、大阪の保育運動連絡会のみなさんが来室。保育の公的責任を放棄する直接契約方式をめぐり、厚労省と交渉された報告でした。貧困家庭の子どもが保育所に入れなくなる心配が出されました。
夕刻、国会を飛び出し帰阪。夜、鳥取大学農学部農業工学科同窓会の大阪支部の総会と懇親会に駆けつけました。持つべきものは同窓の先輩ですね。一昨年の参院選でも、党派を超えて応援していただいたことがよくわかりました。「がんばれよ」の激励もいただきめちゃくちゃ元気になりました。