☆ 台風18号で大きな被害が出た滋賀県の甲賀市、栗東市、高島市を訪ね、調査活動を行いました。
★甲賀市では、信楽高原鉄道の杣川(そまがわ)鉄橋橋脚が流失した現場を視察しました。同鉄道は、被災前、1日1300人の利用者があり、その7割が高校生だそうです。病院に通う高齢者の足でもあります。しかし、復旧の見通しは立っていません。
じつは、信楽高原鉄道は、今年4月から「上下分離方式」の経営になったばかり。甲賀市が線路や車両を所有・管理し、鉄道会社は運行のみ行います。この方式の鉄道が災害で大きな被害を受けるのは初めてのケースです。
どうすれば80年の歴史をもつ信楽高原鉄道が復旧できるのか。カギは自治体負担の軽減にあると思いますが、私も知恵を出し、汗をかきたい。
ところで、信楽はたぬきの焼き物で有名。河川の氾濫で「たぬきが泳いでいた」そうです。住宅、商店の床上浸水被害も出ていました。
☆ 中嶋武嗣・甲賀市長と懇談。「政府は激甚災害の指定を急いでほしい」などの要望をいただきました。
☆ 栗東市では、1人亡くなった土砂崩れ現場、金勝川(こんぜがわ)の平地化事業(天井川を浚渫して川床と堤防を下げる)の工区が氾濫し住家が傾いた現場を視察しました。
☆金勝川(こんぜがわ)の氾濫現場にて。
☆ 高島市では、鴨川の右岸堤防決壊で多数の床上浸水被害が発生。住民のみなさんは、ボランティアの力も借りて、濡れて重たくなった畳を上げ、床板を外して、床下に堆積した土砂をかき出す作業にあたっていました。
☆ 収穫前・後のコメと田畑、工場や事業所も泥水に浸かり被害は大きい。現場に来てはじめて被害の大きさ、深刻さがわかりました。
山口知之・高島市副市長にお見舞を申し上げました。
今回つかんだ被災者と被災自治体の要望を整理し、政府に伝えるとともに、運動を起こしてひとつひとつ実現しなければなりません。
調査には党滋賀県委員会の節木三千代副委員長・前県議、甲賀、栗東、高島各市議団が同行してくれました