2009年09月01日
総選挙投開票の翌朝(8月31日)、難波・ホテル一栄前で、山下よしき参院議員がおこなった演説を紹介します。
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おはようございます。日本共産党です。私は、参議院議員の山下よしきです。
昨日の衆議院選挙、日本共産党へのあたたかいご支援、ありがとうございました。おかげさまで、大変な激動・激戦のなか、私たち日本共産党は、全国で現有9議席を守り抜かせていただきました。本当にありがとうございました。
また、近畿ブロックでは、3つの議席をひきつづき確保させていただきました。こくた恵二国会対策委員長、吉井英勝衆院議員、そしていま、黄色いタスキをかけてお礼のごあいさつをこの車の上からさせていただいております、宮本たけし新衆議院議員。ありがとうございました。みなさんにいただいたご支援、しっかりと受け止めて、公約の実現に向かってがんばっていきたいと思います。
それにしてもみなさん、国民の力ってすごいですね。暮らしを壊し、貧困と格差をひろげにひろげた自民党と公明党の政権を、国民の1票の力で退場させる見事な審判を下していただきました。これは、日本の政治を前に進める大きな1歩だと思います。自公政権と真っ向対決してきた日本共産党は、この結果をみなさんと心から喜びあいたいと思います。
そしてみなさん、日本共産党は、選挙後の新しい国会で、「建設的野党」として2つの仕事にとりくみます。
ひとつは、まもなくできる民主党中心の政権に対しては、国民の立場に立って、「良いものには協力する、だけど悪いものにはキッパリ反対する」、この態度を貫いて、現実政治を前に動かす仕事をしたいと思います。
もうひとつは、いまの自民党政治、これまでの政治には、財界が中心、日米軍事同盟が中心、この2つの大きなゆがみがありました。この政治のゆがみを大本からただして、「国民が主人公」の新しい日本をつくる仕事も、日本共産党はみなさんとごいっしょに倦まず弛まずすすめていきたいと思っております。
くわえてみなさん、政権は代わっても、国民の暮らしはすぐに変わるわけではありません。
投票日2日前に発表された失業率は5.7%。過去最悪を更新いたしました。きょうもハローワークの前には、仕事を求めて行列をつくる20代、30代の若者をはじめ、多くの方々の姿があります。「わずかな年金でおかずのないご飯を食べています」。そんな高齢者の方々もたくさんいらっしゃいます。
こういう、目の前で困っている方々の苦難に心を寄せ、ひとつひとつ救いながら、いっしょに新しい社会、「ルールある経済社会」をつくるために、日本共産党はがんばりたいと思っております。
どうか、ひきつづく日本共産党へのあたたかいご注目とご支援、よろしくお願いしたいと思います。
そしてみなさん、来年は続けて国政選挙、参議院選挙があります。いま手を振ってごあいさつをさせていただいております、清水ただしが参議院大阪選挙区で挑戦をさせていただきます。
こんどの選挙でつくった新しい政治の流れを、来年の参議院選挙で、さらにもう1歩前進させるためにも、日本共産党をなんとしても勝ち抜かせていただきたい。大阪選挙区は清水ただし、比例代表は日本共産党。どうぞよろしくお願い申し上げまして、私、参議院議員、山下よしきからの総選挙でのご支持のお礼とさせていただきます。どうもありがとうございました。