野党共闘強く大きく 滋賀で共産党創立記念集会
山下副委員長「改憲にとどめ」
嘉田氏ら他党も参加

　日本共産党滋賀県委員会は１１日、党創立９７周年記念集会を大津市で開きました。

　志位和夫委員長の講演「共闘の４年間と野党連合政権への道」の録画を視聴。山下芳生副委員長・参院議員と、野党統一の嘉田由紀子参院議員があいさつと決意を述べ、立憲民主党県連の田島一成代表代行、国民民主党県連の徳永久志代表、社民党県連合の小坂淑子代表、「市民と野党の共闘勝利！総がかり行動・しが」の玉木昌美共同代表があいさつしました。

　山下氏は、候補者として希望を語った参院選で、日本共産党の政策が小学生からも支持されたことを紹介。大激戦を制して嘉田氏を当選させた滋賀の野党共闘について「全国が学ぶべき豊かな教訓がある」と述べました。

　また、参院選後の自身の決意について、(1)安倍９条改憲にとどめを刺す(2)野党連合政権構想の合意に向けて知恵と力を尽くす(3)日本共産党自身を強く大きくする―と力強く表明しました。

　嘉田氏は、憲法９条を守り安保法制を廃止するために奮闘することを改めて約束。「野党統一から政権交代へ」と力を込め、教育費の無償化やダムに頼らない治水対策など「命をつなぐ政治」の実現へ決意を述べました。