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【動画】共産党躍進、山下、たつみ勝利で日本と大阪の希望をひらこう 大阪市なんば高島屋前 志位委員長が訴え 2019年5月23日

2019年05月25日


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山下比例候補演説(文字起こし)

 6年前の参院選挙の直後、一人の若い女性の命が奪われました。NHK記者として参院選挙の取材にあたっていた佐戸未和さん。享年31歳でした。お母様は「毎日まいにち娘の後を追って死ぬことばかり考えていました」と語っっていました。未和さんの亡くなる前月と当月の時間外労働は、月180時間と200時間です。過労死基準の2倍を超える残業でした。若い有能な記者の死を、なぜ止めることができなかったのか。私の質問に、NHK会長は「二度と繰り返さないよう再発防止に取り組む」と答えましたが、亡くなった未和さんは、もう二度と帰ってきません。

12年前の参院選挙の後、日雇い派遣の若者たちが集合する場所があると聞いて、東京ディズニーランドの手前にある二俣新町という駅に朝早く行ってみました。続々と集まってくる若者たちに声をかけました。「どこに行くの?」「周辺の倉庫で荷捌きの仕事をする」「どうやって行くの?」「トラックに詰め込まれて運ばれる。扉が閉まったら真っ暗になる」。人権侵害、道路交通法違反です。「冷凍庫の中、軍手1枚で作業させられて凍傷になった」という声もありました。ある若者がポツリと言った言葉が忘れられません。「僕は、好きな人ができても『付き合って下さい』とは言えません。僕と付き合っても幸せになれないからです」。若者たちを、こんな思いにさせている社会に未来はないと強く思いました。その後、「日雇い派遣」は原則禁止されましたが、いまも若者の2人に1人は低賃金・不安定な非正規雇用で働いています。

「8時間働けばふつうにくらせる社会を」――私たちのこのキャッチフレーズは、机の上でできたものではありません。「8時間」どころか、過労死するほど働かされている人がたくさんいます。「ふつうにくらせる」どころか、誰かとお付き合いすることもできないほど低賃金・不安定な非正規雇用におかれている若者たちがたくさんいます。こうした労働者・家族の切実な願い、たたかいの中から紡ぎだされたのが「8時間働けばふつうにくらせる社会を」という言葉です。

そして、この言葉は、労働者の命をまもり暮らしを支えるだけでなく、日本の企業と産業の未来をも救うキャッチフレーズではないかと思います。複数の大手自動車メーカーで無資格検査が発覚しました。複数の大手鉄鋼メーカーで品質データ改ざんが発覚しました。かつての日本の大企業なら、ありえないような不正が次々と起こっている。

これは偶然ではありません。ひたすら目先の利益、短期的利益を追い求める大企業・財界の経営戦略が、職場では、かつてのように労働者を育てるのでなく、ただ成果だけを求めて競争させ、モノのように使い捨てるやり方として表れています。その結果、職場の人間関係が壊され、結局、生産性が低下している。当然の結果です。いい仕事はいいチームワークがなければできるはずがありません。

福島の事故などなかったかのように原子力発電を輸出し、地球温暖化防止に逆行する石炭火力発電所を輸出する企業や産業にも未来はない。

「8時間働けばふつうにくらせる社会を」「ルールある経済社会を」――ここにこそ未来があります。

財界・大企業をスポンサーに、過労死を激増させる「残業代ゼロ」制度を強行し、原発輸出に熱中する安倍政権に、労働者と日本の産業の未来を託すことはできません。

財界・大企業から1円の献金も受け取らない党。職場の中で働く仲間の命と権利を守るためにがんばりぬく党。だからこそ「8時間働けばふつうにくらせる社会」「ルールある経済社会」をみなさんと一緒に実現する先頭に立てる党。日本共産党をどうか大きくしてください。

比例代表は、全国どこでも「日本共産党」と書いてくれる方を、広げにひろげ、私、山下よしきを含む7人の予定候補全員、国会で働かせて下さい。
大阪選挙区は、「権力に立ち向かい、弱者に寄り添う」たつみコータローさんを何としても勝たせてください。
心からのお願いと、全力でたたかいぬく決意を申し上げて、あいさつといたします。

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