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第89回大阪メーデーでのあいさつ

2018年05月01日


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おはようございます。日本共産党副委員長・参議院議員の山下よしきです。第89回大阪メーデーに参加されたみなさんに連帯のあいさつを申し上げます。

今年のメーデーを、私たちは内外共に大きく激動する中で迎えました。
先日(4月27日)行われた南北首脳会談、よかったですね。金正恩(キムジョンウン)委員長が、北朝鮮指導者として歴史上はじめて韓国側に足を踏み入れました。文在寅(ムンジェイン)韓国大統領は、そのことによって「板門店(パンムンジョム)は分断の象徴ではなく平和の象徴になった」と述べました。
両首脳が署名した共同宣言では、「完全な非核化で核のない朝鮮半島を実現する」こと、「朝鮮戦争の終結を今年中に宣言する」ことが合意されました。
 大阪とも歴史的につながりの深い朝鮮半島で、平和の流れが大きく前進したことを、心から歓迎したいと思います。

南北首相会談の成功は、国と国とのもめごとは戦争でなく話し合いで平和的に解決するという日本国憲法9条が、現実の国際政治で生きた力を発揮することを示してくれました。憲法9条を変えて、海外で戦争する国になるのではなく、憲法9条を高く掲げて、国際政治で積極的な役割を果たす国になることこそ、世界の人々が私たちに期待しているのではないでしょうか。

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が大きな役割りを果たされた背景には、「ろうそく革命」と呼ばれる民主革命がありました。おととしの冬、凍てつく広場でろうそくの灯を掲げた韓国の国民は、憲法の手続きを通じて、国民の意志を裏切った大統領を罷免しました。その民主主義のうねりの中から生まれたのがムン大統領です。
国民の強い支持があったからこそ、ああいう思い切った外交ができたのだと思います。
韓国に続いて、日本でもやろうではありませんか。国民の意志にこたえる、新しい政治をみんなの力でつくろうではありませんか。

改ざん、隠ぺい、ねつ造、圧力、おまけにセクハラ――安倍政権のもとで日本の政治は前代未聞の異常事態に陥っています。
そもそも政府が提出する文書やデータに信頼が持てなければ、国会審議の前提がありません。事態を打開する責任は、すべて政府・与党にあります。
森友疑惑、加計疑惑――総理夫妻が直接かかわった国政私物化疑惑の真相を究明するために、関係者の証人喚問を行う。当然のことではないでしょうか。
改ざん前の文書、隠ぺいされた文書をすべて公表する。当たり前のことではないでしょうか。

ところが政府・与党は、こうした野党の要求にまったく耳を貸そうとしません。それどころか、「働かせ方大改悪」法案の審議入りまで強行しました。まさに「毒食らわば皿まで」。言語道断と言わねばなりません。
だいたい、裁量労働制にかかわるデータをねつ造し、野村不動産の過労死を隠した政府に「働き方」を語る資格などありません。
「高度プロフェッショナル制度」という名で一切の労働時間規制をはずす。「月80時間」の過労死ラインを超える残業を合法化する――こんなことをやれば長時間労働がさらに蔓延して、過労死が激増することは目に見えています。

 「毎日毎日、娘の後を追って死ぬことばかり考えていました」
 長時間労働が原因で過労死したNHK記者・佐戸未和さん(享年32歳)のお母さんの言葉です。若い労働者、働き盛りの労働者の命と健康を守るために、すべての労働組合、労働者、家族が団結・連帯して、「働かせ方大改悪」法案をなんとしても阻止しようではありませんか。

 安倍政治はことごとく行き詰っています。
 アベノミクスは完全に破たんし、格差と貧困が広がっています。
安倍外交は、極端な「アメリカ言いなり」「軍事一辺倒」で世界から「置き去り」にされています。
もうこんな政治は終わりにする、ウソと強権の政治に引導を渡す時が来たのではないでしょうか。

そのために市民と野党の共闘をいっそう発展させましょう。この間国会では、野党共闘が前進しています。連日、6野党の国会対策委員長会談が開かれ、様々なテーマで野党合同ヒアリングが行われています。
大きな成果がありました。裁量労働制のデータねつ造を認めさせ、裁量労働制の拡大を法案から削除させることができました。森友疑惑では、佐川前国税庁長官の証人喚問を実現することができました。「原発ゼロ」法案を4野党で共同提案することもできました。

市民と野党の共闘をさらに発展させ、安倍政権を総辞職に追い込みましょう。来年の参議院選挙では、本気の野党共闘を成功させて、自民・公明とその補完勢力の維新を少数に追い込み、総選挙で野党連合政権をつくる扉を開きましょう。
日本共産党はその先頭に立って知恵と力をつくすことをお約束し、連帯のあいさつとします。
 

 

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