本日2日間の日程を終えた日本共産党第5回中央委員会総会で、健康上の理由から書記局長の任を解いていただきました。
長年にわたり(約15年)慢性腎臓病を持病として抱えながら、党活動、国会活動にあたってきました。腎臓は「沈黙の臓器」ともいわれるように、症状は悪くなるまでなかなか現れません。ですから、月1回の定期的な検査を継続し、医師の指示にもとづいて、薬物治療、食事療法、生活管理など、腎臓病の進行を遅らせる努力を、厳格に行ってきました。
しかし、この間、激務が続いたこともあり、腎臓の状態を示す数値がかなり悪化してしまいました。現在も自覚症状はないのですが、心身に対する負担を大胆に軽減しなければ、早期に透析療法による血液の浄化が必要になるとの医師の判断が示されました。それを受け、志位委員長はじめ党指導部と相談して、書記局長の任を解いていただくことにしました。
なお、腎臓病の進行を抑えることができれば、国会議員としての活動については、支障なく続けることができるというのも医師の判断です。
野党共闘の画期的な前進など重要な局面で書記局長を降りることとなり、残念ですが、長い目で見て、党により長く貢献することが大切だと考えて、今回の判断となりました。あらたに副委員長に選出していただいたので、党活動、国会活動などで可能な限り貢献できるよう努力したいと思います。
後任の小池新書記局長は、国会屈指の論客であり、各党、各界とのつながりも豊かな方なので、まったく安心しています。
最後になりましたが、2年余り、書記局長としてたくさんの方に支えていただき、誠にありがとうございました。
野党各党の幹事長の皆様にも、共闘のパートナーとしてよい関係を築いていただいたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。
2016年4月11日 山下芳生