「暮らしを守りたい、戦争する国にはしたくない、大阪の未来をよくしたいという思いを、こぞって日本共産党にお寄せください」。２２日は、大阪府豊中市、大阪市西成区、大正区、枚方市で、格差拡大と景気悪化をもたらしたアベノミクスを批判し、くらし第一で経済を立てなおす日本共産党の対案を街頭演説でお話ししました。

　地方自治について、自治体は国の悪政の防波堤となるべきなのに、大阪では維新政治のもとで、学校警備員、救命救急センターへの補助金がゼロにされ、特別養護老人ホーム建設補助金の７割カット、住吉病院廃止など命と暮らしを守る予算、施策が切り捨てられてきました。命を守る宝の党議席を必ずとよびかけました。

　戦争と平和の問題についてもお話しし、「自民党と公明党が合意した内容はアメリカのあらゆる戦争に自衛隊が参戦する『戦争立法』そのもの。若者たちを海外の戦争に送るなの願いを、筋金入りの反戦・平和の党、日本共産党に託してください」と訴えました。

　そして、安倍首相が「大阪都」構想に理解を示し改憲への協力を求めたのに対し、橋下徹大阪市長が「（改憲へ）できることはなんでもやる」「（都構想）住民投票は憲法改正（の国民投票）の予行練習」と応じたことにふれ、安倍・橋下「改憲タッグ」を打ち破ろうと呼びかけました。　維新の「大阪都」構想の狙いは、大阪市と２４区をなくし、権限と財源を吸い上げて住民サービスは切り捨て、「１人の指揮官」のもとでカジノやリニアなど無駄な事業に注ぎ込むことにあると告発しました。

　日本共産党は、(1)維新政治と正面からたたかい、「大阪都」構想の問題点を早くから告発(2)水道料金の値下げ、子ども医療費無料化の拡充など府市政を一歩一歩動かし(3)堺市長選での勝利はじめ府市民の共同の縁の下の力持ちの役割を果たしてきた―と党議席の値打ちを語り、いっせい地方選での日本共産党の躍進を訴えると、どこでも「がんばれ」と声援がかかり、大きな拍手が起きました。

　演説を聞いてくださった２人の息子をもつという大阪市の女性は、「憲法９条があるのに『戦争立法』なんてとんでもない。子どもを戦地に送らないためにも、愛する大阪市をなくさないためにも共産党に大きくなってほしい｣との声を寄せてくれました。

　この日は、急な予定変更のため朝食抜きで自宅を飛び出してしまいました。昼ご飯はたっぷりいただいたものの、街頭演説は、昨年の衆院総選挙以来久しぶりということもあり、大正区での演説中に声が出にくくなってしまいました。きいてくださった皆さんにご迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。

　演説後、地元のベテラン宣伝カーアナウンサーのＯさんから「ちゃんと体力つけなアカンやん」とのご指摘。私も「このままでは、スタミナ切れする。アカン！」と思い、目の前にあったお店で、大阪人の「ソウルフード」＝たこ焼きを買い込んで、持参のバナナも食べてエネルギー補給。枚方市の街頭演説をバッチリ決めたのでした。