２６日、小型イカ釣り漁船の一斉休漁(ストライキ)に連帯して予算委で質問。「アベノミクス」によって、急速な円安、燃油高騰が生じて、漁業者の経営を直撃しています。ただちに国の責任で緊急対策を講じるよう林芳正・農林水産大臣に求めました。
　
　燃油の価格は、４月に1キロリットル（１０００リットル）あたり９万６６００円。４年前より３万７千円も高騰しています。
　国と漁業者がお金を出し合って「漁業経営セーフティーネット事業」という共済事業がありますが、この補てん額（１万４千円）では間に合わない状況にあります。
　また、漁業の将来を担う若年者の離業も深刻だとして「日本の食料を守るうえでも早急な対策が必要だ」と強調すると、林農水相は「特別な対応を検討している」「早急に検討する」と答えました。

　全国漁業協同組合連合会（全漁連）は、円安による燃油高騰で出漁しても赤字になると訴え、小型イカ釣り漁船の協議会（約４０００隻）は、政府に抜本的な対策を求めて２６日、２７日と全国一斉休漁（ストライキ）に入りました。
　林農水相や政府は、国策によって燃油高騰が加速されたことを自覚すべきです。
　「アベノミクス」によって、漁民が廃業に追い込まれることは絶対に許されません。