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8日は、南海トラフ地震や近い将来に予想される東海・東南海・南海地震の対策について、和歌山県を現地調査しました。 和歌山市・北部にある本脇地区では、岡本拓士・自治会長さんから「なにをおいても逃げようと呼びかけている」と。集まっていただいた住民からは「歩ける者は良いが、歩けない者を運ぶ手立てがない」、「避難訓練の際、車いすよりもリヤカーの方がいいのではと思ったが狭い道がネックになる」、「津波の前の地震でブロック塀や高台への道が崩れるのではないか」などの不安の声もあがりました。 海南市では、神出政巳・市長と懇談。「防災訓練に市民の20%が参加した。東日本大震災以降、今までとは関心の高さが違う」と話され、国の支援強化を求められました。 和歌山県の防災担当者は、巨大津波に対して堤防などのハード対策では限界があるとしつつ、「あきらめてしまうことが一番怖い。まず逃げることが大事」だと述べていました。和歌山市の担当者も「津波高の数字が一人歩きし、どうしようもないと考えている高齢者がいる。市の防災講座では『家族や孫が探しに来てしまうよ』などと話ながら、まず逃げることを説明している」と話していました。 |
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