ブラック企業対策で「POSSE(ポッセ)」誌にインタビュー記事。「女性のひろば5月号」で対談
2013年04月05日
若者の労働・貧困問題に取りくむNPO法人POSSE(ポッセ)が発行する月刊誌「POSSE」18号に私のインタビュー記事が掲載されました。
ポッセは、昨年末から話題の本となっている「ブラック企業〜日本を食いつぶす妖怪」(文春新書)の著者、今野晴貴さんが代表をつとめるグループ。「昨年の総選挙でブラック企業対策を公約に掲げた日本共産党にぜひ取材させてほしい」とインタビューを受けました。
ブラック企業とは、新卒者を正社員として大量採用しますが、長期雇用を前提とせず、「代わりはいくらでもいる」と過大なノルマ、長時間労働を強いて若者を心も体も壊れるまで使いつぶす企業のことです。ノルマ達成ができない者には「研修」と称した嫌がらせや言葉の暴力を繰り返して、自主退職を迫ります。
インタビューでは「長年労働問題に取り組んできた」と紹介され、ブラック企業が現れてきた背景、政治がブラック企業に対してできることなど、質問されました。私は、
○2008年末の「年越し派遣村」が契機になり、派遣労働者を使い捨てにする雇用はダメという大きな世論が生まれたのに、民主党政権が派遣や有期雇用の抜本改正を放置してきたこと。
○正規雇用を求める学生の願いを逆手にとり、正規雇用を大量に募集して「選別と使い捨て」によって利益をむさぼる理不尽。
○人間を使い捨てにして、あくどい儲け方ができる土台を残したままにしている政治の責任は非常に大きいこと。
○「整理解雇4要件」を法律化する「解雇規制・雇用人権法」や「労働者派遣法」の抜本改正などの党の政策などを紹介し「一緒に戦おう、若者の使い捨てを許さないためのルールを政治の力でつくろう」と話しました。
掲載された記事では、POSSE誌では「政党を問わず、ブラック企業対策として一致できる点があれば政策の課題を通じて連携していきたい。共産党の皆さんにも期待しています」と締めくくられています。
POSSEのホームページはこちら
http://blog.goo.ne.jp/posse_blog
また、「女性のひろば」5月号にも、私と民青同盟の和田育美さんとの対談「賃上げと安定した雇用で若者が人間らしく働ける政治に」が掲載されます。こちらも、ぜひ、お読み下さい。