私の好きな言葉は――真理は必ず勝利する――です。
昨日まで行われた日本共産党第6回中央委員会総会。テーマのひとつは、「現在の情勢を大局的にどうつかむか」でした。私なりにまとめてみると――
●総選挙で自民・公明が3分の2を越える議席を得るなど、政治の表層だけをみれば逆流が激しいようにみえるが、日本社会の深部では「財界中心」「アメリカいいなり」の2つのゆがみを特徴とする古い政治の矛盾が蓄積し、崩壊的危機に陥っている。
●その全体(つまり表層と深部)を党綱領(日本と世界を科学の目で分析し、日本の政治が2つのゆがみから脱け出すための民主的改革の方針を明らかにしています)の立場でつかみ、逆流を恐れず立ち向かうとともに、日本社会の深部で蓄積されている変革のエネルギーに信頼をおき、未来への大局的な確信を持ってたたかうことが、いまなにより大切。
――ということになります。日本共産党の91年の歴史を振り返ると、戦前のような激しい弾圧下におかれた時代でも、社会進歩に対する科学的な確信を力に、不屈にたたかい抜いた先輩たちの歩みが刻まれています。
総選挙で自公政権が復活し、日本共産党が議席を減らしたことは残念ですが、日本社会に矛盾がある限り、国民の苦難がある限り、私たちの運動は不滅です。やがて必ず国民のなかで多数者となるでしょう。そのことに不動の確信を持ってがんばりたい。
昨日、党書記局長代行という新しい任務をいただきました。とても重たい任務ですが、情勢に対する大局的確信が、いつでも体全体から発信され、接する人たちに伝わり、元気になってもらえるよう努力したいと思います。