日本航空の「整理解雇」通告に抗議する 国民的支援を!
2010年12月10日
9日、日本航空はパイロット、客室乗務員合わせて200人の「整理解雇」(首切り)を発表しました。満身の怒りをこめて抗議します。
@人員削減目標を上回る希望退職の応募があったにもかかわらず、病欠者、深夜業免除者などの退職を「0人」とカウントして人数をごまかす異常なやり方
A対象者をフライトからはずすなどの「退職強要」
Bスト権投票を妨害した「不当労働行為」
など数々の無法を重ねたうえでの「整理解雇」であり許しがたい暴挙です。
こういうやり方は、「整理解雇4要件」をまったく満たしておらず、航空会社にとってもっとも大切な「安全運行」を脅かすものです。
また、日航再建をかかげて公的資金まで投入する政府が、こうした無法の告発になんら手を打たず、「整理解雇」を回避させなかった責任も重大です。政府は「整理解雇」を撤回させ、話し合いによる解決を主導すべきです。
客室乗務員組合が12月24日、25日にストライキを準備するなど労働者は断固闘う構えですが、国民的な理解と支援が求められます。すべての労働者の権利と、空の安全にかかわる問題として、私も全力で支援したいと思います。