私、怒ってます! 給与法と地方交付税法のドタバタ審議
2010年11月25日
私、怒ってます。政局を優先させ、国会と議員にとって最も重要な法案審議を軽んじる、民主、自民、公明の国対幹部の国会運営にです。
補正予算と仙石官房長官、馬淵国交相の問責決議が駆け引きの材料にされ、北朝鮮による韓国砲撃もきっかけとなって、26日補正予算採決・問責決議案提出の“談合”がまとまったとたん、様々な法案が“詰め込み”で審議されることとになりました。
私の所属する総務委員会もそのあおりを受け、昨日(24日)夕方突然、きょう(25日)給与法改定案を短時間で趣旨説明・質疑・採決することが決められ、さらに当日のきょうになって、地方交付税法改定案の質疑と、放送法改定案の趣旨説明も加えられることが決められました。
あまりにも乱暴です。こんなドタバタの詰め込みで充実した法案審議などできるはずがありません。政局ばかりが優先され、国民生活や地方財政に重大な影響を与える法案の審議をないがしろにするのは国会の自殺行為です。
私も急きょ、給与法と地方交付税法の2回の質問に連続して立ちましたが、通常のように細部にわたって詰めた質問準備と事前通告ができないもどかしさ、悔しさを覚えました。こんな日程を組ませた責任者たちには猛省を促したい。
給与法では、憲法で保障された労働基本権制約の代償措置としての人事院勧告を無視して、政府が法律で国家公務員の給与を削減しようとしていることを、憲法違反の疑いがあると厳しく批判。地方交付税法では、「ひも付き補助金」の一括交付金化の問題点と、離島や過疎地への補助金・交付金は一括交付金の対象からはずし、国が責任を持って必要な額を確保するよう要求。片山総務相も検討を約束。
夜8時近くに委員会閉会。その後、議員会館で明日の放送法の質問準備。宿舎に戻ったのは日付が変わってからでした。