2010年10月29日
朝、参院本会議に続き、災害対策特別委員会。阪神・淡路大震災直後の初当選から6年間所属した委員会で、9年ぶりの復活です。きょうは、鹿児島県奄美地方における大雨の被害状況について、現地を訪ねた東内閣府副大臣より報告を受けました。
10月19日ごろから前線が奄美地方に停滞し、この前線に向かって南から湿った空気が流れ込んだことにより、大気の状態が不安定となりました。この影響で奄美地方では10月20日に1時間120ミリ以上の猛烈な雨(ちなみみに「バケツをひっくり返したような」雨は1時間80ミリ)となり、奄美地方の年間平均降水量の4分の1を超える量の雨がわずか3日間の間に集中して降るという記録的な大雨となりました。
この大雨により、現在までに判明したところでは、死者3名、負傷者2名、住宅の全壊7棟、半壊4棟、床上浸水613棟、床下浸水889棟、土砂災害40件などの被害が発生しました。停電解消などライフラインの復旧はすすんでいますが、道路や電話などいまだ完全復旧に至っていないところもあり、いまなお避難生活を強いられている方々も約250名おられます(その多くは床上浸水で住居に泥水が上がったため住めない方)。さらに、接近中の台風14号による2次被害の恐れもあります。
委員会として実情調査のため、鹿児島県に委員派遣を行うこと(派遣期間等は委員長一任)を議決しましたが、恐らく今後大きな課題となる住宅の復旧に、被災者生活再建支援法が弾力的に適用されるようにすること、大島紬などの産業復興を支援すること、高齢者が入居する施設の安全対策など、政治の役割を果たしたいと思います。
その後、党本部で会議。午後、国会に戻り総務部会。補正予算にともなう地方交付税法改定案について審議。夕方、再び党本部で、第3回職場講座の準備会議。19時7分品川発の新幹線で帰阪。車中、気分転換に駅で購入した東野圭吾『白銀ジャック』を読む。面白い!