司法修習生給費制院内集会 政治の真価が問われている!
2010年10月19日
朝、司法修習生の給費制存続について、このままではいけないと、こくた国会対策委員長に電話。こくたさんも「わかってる。きのうから国対でも相談している」と打てば響くレスポンス。さすが。
夕方、この問題での緊急院内集会(主催:市民連絡会、ビギナーズ・ネット、東京弁護士会など)があるので、再度こくたさんに電話。「そうか、俺も行こうか」「ぜひ。前回は自民党の逢沢国対委員長も参加してました」「わかった」と即答。頼りになります。
会場の参院議員会館講堂は、全国からあつまったブルーのTシャツのビギナーズ・ネットのみなさん、弁護士のみなさんほぼ満席でした。国会議員の一番乗りはこくたさんと私。さっそく、宇都宮健児日弁連会長、笹森清市民連絡会代表幹事、それにハンセン病国賠訴訟の全国原告団協議会会長の谺雄二さんにあいさつ。谺さんがこの集会に来てくださるのは初めて。感激です。
各党の国会議員も続々と集まりました。「給費制はいい制度だと個人的には思っている。皆様と思いは同じ。一所懸命がんばる」(民主党・細野豪志衆院議員)など、給費制存続に賛成するあいさつが次々とされました。結構なことです。ただ、時間が迫っています。給費制はこの10月末で廃止されることになっており、存続のためには今月中に裁判所法の改正が必要です。
こくたさんがマイクを握りました。「国会議員の責任が問われている。自民党から共産党まで、もちろん民主党も、これだけの政党の議員がそろっているのだから実現できないはずはない」と喝を入れ、続いて私からも思いをストレートに述べました。
「この集会にはすべて出席していますが、毎回、国会議員の顔ぶれも人数も広がっています。皆さんの運動に心から敬意を表します。給費制は、司法修習生や弁護士の問題であるとともに、“国民の権利の守り手を、国民の手でつくる”――そのための制度だと思います。ビギナーズ・ネットの皆さんの話を何度も聞きましたが、個人的利益のためでなく、そういう立場に立って運動されていることがよくわかります。ここにこそ正義があり大義がある。だからこれだけの議員が集まってくるのだと思います。
ならば、政治がこたえなければならない。大勢の議員からすばらしい発言があった。しかし、もう『個人的には賛成です』でとどまっていてはいけない局面だと思う。党を動かし、国会を動かす――国会議員としての責任を果たすべきときです。ありとあらゆる可能性をたぐって、法改正を実現しなければならない。そのためにきょう参加したすべての議員と力を合わせたい。がんばりましょう」
皆さん大きくうなづいて聞いてくれ拍手が起こりました。「えらい気合入っとるなあ」とこくたさん。入ってますとも。この国の民主主義の根幹にかかわる問題ですから。
いよいよ重要な局面。政治の真価が問われます。
★19日午前、桜島火山対策の要望書を、鹿児島市議会、垂水市議会、霧島市議会、鹿屋市議会、鹿児島県議会の超党派代表から受け取り懇談。カラー写真も使ったご説明で、今年に入って793回の爆発があるなど大噴火が近いこと、火山灰が降るなか暑くても窓を開けられない学校の普通教室にクーラーの設置が必要なことなどがよくわかりました。
「地震・火山活動とかなり遠い未来までつきあうことが宿命であるこの国の政治と行政はどうあるべきか、桜島周辺のみなさんは発信し続けてくれています。その立場からご要望に対応したいと思います」とあいさつ。赤嶺、高橋両衆院議員、仁比前参院議員と。
★その後、党本部で書記局会議。中座して国会に戻り総務委員会理事会。急きょあさって21日に大臣への質問が決まりました。粘り腰で交渉し25分間の質問時間確保。ここは譲れません。続く委員会で片山総務相、自見郵政改革担当相の所信を聴取、江利川人事院総裁より報告を聴取。
委員会終了後、国労代表より交通政策についての要望を受け取り懇談(写真)。夕方、給費制院内集会。夜、党本部で分野別職場講座の準備のため、ある労働組合グループのみなさんと意見交換。きょうもハードでした。