訪日中のフランス上院議員団の歓迎晩餐会（参院議長主催）が開催され、各党代表と日仏友好議連のメンバーも招待されました。日本共産党からは市田書記局長・党参院議員団長と私が出席しました。

　テーブルが一緒だったベルナール・カゾー議員に「ジャパニーズ・コミュニスト・パーティーのメンバーです」と自己紹介すると、「フランス上院にも共産党議員はいます」とすぐに反応がありました。そのやりとりを聞いていたみんなの党の議員が、「コミュニスト・パーティーは世界共通なのでいいですね。みんなの党は説明するのが難しい」と悩みを打ち明けてくれました。

　日本共産党という名前は世界のどこででも通用する名前です。市田さんは、「日本共産党は自主・独立の党です」と説明されていましたが、世界でも日本でも、名前とともに中身を知らせることが大事ですね。

　ところで、カゾー議員は医師でもあるので、フランスの医療政策について質問しました。がんなどの特別な患者の医療費は無料。一般の患者も医療保険に加入して保険料を払っていれば医療費はすべて還付される（窓口負担なし）とのことでした。経済危機で保険料収入が減り、医療保険財政が逼迫しているそうですが、患者負担を増やすことは検討されていないそうです。

　誰もがお金の心配なしに安心して医療を受けることができる社会――同じ資本主義先進国の日本でできないはずはありません。

　とても楽しくためになる歓迎晩餐会でした。最後に全員で記念写真をとりました。