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真の友好関係のために 日韓国会議員会議で発言 

2010年08月19日

 5月に集まった日韓の国会議員が中心となって第1回日韓国会議員会議が開催されました(衆院第1議員会館国際会議場)。韓国から民主党の金泳鎭(キム・ヨンジン)、李洛淵(イ・ナイヨン)、姜昌一(カン・チャンイル)、張世煥(チャン・セファン)、ハンナラ党の張光根(チャン・グァングン)、自由先進党の朴宣映(パク・ソニョン)の各議員が出席。日本から民主、社民、共産、無所属の10数名の議員と、自民、公明、国民新の議員秘書が出席しました。

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 韓国併合100年を迎えるにあたり、過去を省みて未来への教訓を汲み、対話を行い、友好を深めることが目的です。すでに1〜2度お会いした韓国の議員も多く、笑顔と握手で再会を喜び合いました。

 私からは次のような発言を行いました。

               ※       ※       ※
  

photo 日本共産党の参議院議員の山下よしきです。韓国からの訪日に感謝します。

 私は、外交は、個人と個人の関係に似ている面があると考えています。友人を得ようと思うなら、相手の立場に立つことです。間違いを犯したときは謝らなければなりません。他の人もやっていたことだからと開き直ったのでは、本当の友人を得ることはできないでしょう。

 歴史の事実を見るなら、100年前に強行された日本による韓国併合は、日本軍による繰り返しの侵略、王妃の殺害、国王・政府要人への脅迫、民衆の抵抗の軍事的圧殺によって実現されたものであることは明白です。日本共産党は、韓国併合条約は、日本が韓国に対して、軍事的な強圧によって一方的に押しつけた不法・不当な条約であるとの立場に立っています。

 そのうえで、日韓両国国民が、真の友好関係をうちたてるために、もっとも大切だと思うことを述べたいと思います。それは、日本の過去の侵略戦争と植民地支配を正当化するいかなる動きも許さないことです。同時に、謝った歴史が残した傷跡をただすことです。

 侵略戦争と植民地支配を美化する歴史教科書問題を解決し、新しい世代に歴史の真実を伝えることが必要です。私は8月15日の終戦記念日、みなさんにとっては解放記念日に、地元の大阪で若い人たちにむけて歴史の事実を伝える街頭演説を行いました。

 こうしたとりくみと同時に、「従軍慰安婦」問題について、日本政府は謝罪と補償を行い、問題の真の解決をはかるべきだと考えます。

 私たち日韓国会議員の役割は大きいと思います。先ほどパク・ソニョン議員から提案された日韓国会議員による様々な共同の研究会の検討も含めて、積極的な役割を果たしたいと思います。その際、日本国民の歴史認識の到達点をふまえた活動が大事だということも付け加えておきたいと思います。

 きょうの会合がその一歩となることを願い、発言とします。ありがとうございました。

               ※       ※       ※

 予定時間をオーバーするほど熱気ある、また実りの多い会議となりました。もちろん、日韓議員の間に、あるいは日本側議員の中にも、認識や意見の違いはあります。しかし、歴史の事実に立ち、日韓の真の友好を望むなら、大きな方向で共同した活動を続けることは可能だと思います。

 そのことで、日韓両国国民の歴史認識の共有、両国の友好関係の発展に貢献できるよう私も尽力したいと思います。

 会議に先立って、「朝鮮王朝儀軌」返還問題でソウルにいる笠井亮衆院議員から、韓国国会議員との交流の様子を国際電話で教えてもらったことはとても有意義でした。
 



 

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